Diary

凄い!


来週27日(日曜日)からクリスマスを迎えるための準備期間のアドベントに入ります。保育園でも先生達がクリスマスに向けて準備を始め、保育室やホールなどからはクリスマスの讃美歌が響いてくるようになりました。特に保育園生活最後のクリスマス礼拝・ページェントとなる5歳児は、昨年度憧れの眼差しで見ていた役を演じ、讃美歌を歌うことになるのですが、それが嬉しくて仕方がないようです。しかし、そんな子ども達とは反対に担任の先生達は緊張し始めていることでしょう。
 さて、今日は3歳児H組の子どもたちをバスに乗せて町内の老人施設へ野菜や果物を届けに出かけました。月曜日の収穫感謝礼拝の時からバスで出かけることを楽しみにしてくれていたこともあり、バスに乗り込んだ時からハイテンションでやる気満々!中でもK君は大人でも重いと思うほど大きな白菜を抱えそんな勢いのままおじいちゃんおばあちゃんたちが待っていてくださった施設のホールへ・・・。そして、K君は誰からも聞かれることも、先生たちに言われたわけでもないのに「K、K君です!」と自己紹介を始めるほどの余裕があるのです。そんなこともあり、讃美歌を歌い野菜や果物をお渡しした後、喜んでおじいちゃんおばあちゃんたちの座っているところへ行き「また来るね」「元気でね」と言いながら握手をしてくれていました。そんな姿はK君に限ったことではなく、H組の子どもたちみんななのです。これまでも保育園の近くにある障害者施設の夏祭りへ出かけた時も同様に緊張することなく過ごしていたようですので、少なくともH組の子どもたちの中にはお年寄りや障がいのある方々への偏見などはなく育ってくれていることを感じ嬉しくなりました。
 最後に、今日一番驚いたことです。3歳児T組のM君が降園するとき、ヘルメットをかぶり自分の自転車にまたがりお迎えに来てくださったおじいちゃんと一緒に帰ろうとしているのです。しかも、その自転車は補助輪が取り外されているにもかかわらずM君は驚くほど上手に自転車に乗れるのです。これまでもお迎えのときに犬の散歩に使うような綱で繋いだ自転車(以前は補助輪付き)を引きながらおじいちゃんがお迎えにお見えになっていらっしゃっていたので、あっという間に乗れるようになったのでしょう。そんなM君に「すごいね!もう補助輪なくても自転車に乗れるんだ?」と声をかけると「うん!そうだよ!大きくなったらレーサーになるんだ」という返事が返ってきました。この答えはあながち無理ではなさそうな感じがするのです。「好きこそ物の上手なれ」ではありませんが、M君にとってここ数ヶ月が自転車の上達にぴったりの時期だったということなのでしょう。そして今が自転車に乗るのに楽しくて仕方がない時であることは間違いないと思います。そんな時に事故に遭って大好きな自転車に乗れなくなるなんてことがないように願わずにはいられません。
2016年11月24日(木) No.1945 (園長日記)

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