Diary
保育者の卵
宮城県内の幼稚園は10月1日から願書の配布が始まり入園願書受付開始は11月1日と決まっているため、一ヶ月の限られた期間に新聞に折り込み広告を入れたり園の説明会を開催したりと園児確保のため各園、様々な工夫がなされます。一方、保育所の場合、入園申し込みの窓口は役所となっているため保育所(園)で入園願書を作ったり折り込み広告を作ったり説明会を開催することはありません。しかし、お子さんを預ける側の保護者の方々は園の環境や子どもたちの姿を知りたいためでしょう、お子さんを連れて保育園を見学しにくる方が年々増えていることを感じます。多くの方が町内にある4か所の認可保育所のうち複数を見学なさっているようですが我が園を訪れた方が共通して口にすることは「広いですね〜!」というです。そんな保育園を保育者を目指す学生もボランティアや見学しにくることも増えてきていて嬉しく思っているのですが、今日もお世話になっているS学院大学のY先生が当園に興味を持ってくれたというゼミ生(3年生)6人を連れてきてくれました。その学生たちが最初に口にしたのも「広いですね〜」だったのですが、あいにくの雨だったため子どもたちが園庭でのびのび遊んでいる姿を見てもらうこと(見ること)ができませんでした。他の園と違った環境で子どもたちがどのように遊んでいるかを見られなかったことが本当にがっかりしたらしく「今度、またお天気のいい日にお邪魔します」と言って帰って行きました。この保育者の卵たちが当園で働いてくれる確率は低いでしょう。ところが、以前もきてくれたことのある一人の学生は初めて当園にきたことがきっかけで人生観が変わり、目指していた進路を変更しようとまで考えているというのです。2年後もその気持ちが変わることなく当園を就職先として考えてくれることを願うものです。
2016年11月11日(金)
No.1937
(園長日記)
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