Diary

地域力


園舎が現在の地に移転新築し5年経った今も、旧園舎は現在も変わることなく以前の場所にあります。しかし、子どもたちが出かけて遊ぶようなこともないため、教会の方々や近隣の方によって守られているといった状況です。そのことを実感(確認)させられることがありました。昨日のことです。旧園舎の目の前にお住まいになっている元職員のHさんから「こんにちはHです。園長先生お久しぶりです。実はご近所の方からお話があったのですが、保育園の前でタヌキかハクビシンみたいな動物を見たと言うので、保育園にハクビシンか何かが住んでいるかも知れません。」という連絡が入りました。もし、それが本当なら建物内が荒らされ、糞などの異臭が充満している可能性があります。そこで、獣の存在が本当か否か頼もしいT先生と一緒に確かめに行きました。もし、突然の人間の訪問に驚いた獣が飛び出してきたらどうしようという不安・心配を抱えながら建物の中に入ったのですが、全体がうっすらと埃に覆われていたものの生き物の気配(糞)も臭いも足跡も荒らされた様子もなく胸を撫で下ろしました。大丈夫だったとわかると、獣のこととは別な事や物へ目や心が行くもので、「これは今の園舎でも使える」「こっちは園庭の遊具小屋で使える」などとです。そんなわけで、今朝早速軽トラックで出かけ、棚などを運んできました。これまでも、時々使えそうなものを運んできていたのですが、もし、昨日Hさんからお電話をいただかなければ今朝軽トラックを旧園舎に向けて走らせる事はなかったと思います。そう考えるとHさんはもとより、今なお子どもたちの声が響かなくなった保育園のことを心配してくださっている旧園舎の近隣の方々に感謝です。そして、今後も園舎が獣の住処にならないことを願うとともに、時々様子を見に出かけたいと思います。
2016年11月08日(火) No.1934 (園長日記)

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