Diary

すご〜い!


今シーズン最低気温となった今日は「立冬」まさに冬を感じる朝となりました。札幌ではササラ電車が除雪をするために走り、仙台の中心部を流れる広瀬川にも今年も鮭が遡上し、蔵王や泉ヶ岳の初冠雪が観測されるなど冬の足音が響いていましたが、今朝保育園の上空を飛ぶ数羽の白鳥を目にした時、冬の到来を確信させられました。人間の中には地図やナビゲーションを見ていながらも道に迷う、いわゆる「方向音痴」と言われる方が存在しますが、ナビゲーションも地図も持たず、また天気予報を見ることもできないのに白鳥などの渡り鳥が毎年やってくること、そして鮭が生まれた川へ戻ってくることに驚きを覚えます。もちろん、彼らには人間とは違った自分が現在どこにいるか分かったり気象状況が分かったりするような機能が備わっているのかもしれませんが、それでも人間には考えられないような距離を命がけで飛び(泳ぎ)やってくるのですからびっくりです。その間、どれくらい食料を補給し、どれくらい休憩しながらやってくるのかわかりませんが、中には途中アクシデントに遭い命を落とすこともあるでしょうから無事目的地へやってきた白鳥、そして子孫を残すことができた鮭たちはホッとしていることでしょう。
 さて、園庭の桜もケヤキもほとんどの葉を落とし春を迎えるための準備を整えたようです。そして先日まで園庭を歩いていたアリの姿が見られるようになりました。そうかと思えば、畑に植えられた白菜などは寒さの中、青々とした葉を広げ、その葉は寒さが厳しくなるにつれ少しづつ結球し始めます。そんなところにも自然の不思議を感じ「すご〜い」と思ってしまいます。明日の朝も白鳥が園舎の上を白鳥が飛ぶかどうか見ておかなければ・・・。
2016年11月07日(月) No.1933 (園長日記)

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