Diary

原点


今日は0〜3歳児は園庭の畑で、4・5歳児の子どもたちは春に植え付けをさせてもらった柴田農林高等学校の農場でいもほりをしました。と言っても僕は昨日の午後からキリスト教保育連盟東北部会の研修会に参加していたため子どもたちが喜んでいもほりをしたであろう様子は見ることはできませんでしたが、お昼過ぎに園に出勤した時、かごに入れられバルコニーなどに置かれていた収穫された大小様々なサツマイモを見て子どもたちが目を輝かせ夢中で掘っていた姿が目に浮かびました。特に今日まで日々葉っぱの成長・変化を見ることができた園庭の畑での芋掘りは土の中で大きく育ったイモをようやく見ることができたので、さぞかし楽しくて盛り上がったことでしょう。こんな風に子どもたちが「楽しい」と思えることが大切であり子育て保育の基本だと思いますが、そんな経験ができる園庭や学校が近隣にあることのありがたさ、贅沢さを再確認しました。
 さて、今日の午前中の研修は僕が園長として働かせてもらう前に勤めていた幼稚園(現在は認定こども園)の新園舎や保育環境の見学と保育方針についてお話を聞かせてもらうことでした。この幼稚園に勤めたことが現在の僕の保育観へ大きな影響を与えてくれたのであり、保育の原点と言えます。10年前に勤めていた時にあった建物の多くがなくなり、園庭が大きく変化していて寂しさや時代の流れを実感させられましたが、そんな中に当時と全く変わらない部分(意図して残した)や大きく育った木々があり、園児として通っていた子が保育者として勤めていること、結婚し退職した後輩が母親となってから勤めているなど懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。そして何よりも驚かされたのは当時から広かった敷地なのに「こんなに広かったけ?」と思ったことです。第一光の子保育園も「広い」と言われますが、その第一光の子がいくつも入ることができる広さなのですから・・・。今度は先生達を連れて見学に行きたいと思います。
2016年11月04日(金) No.1932 (園長日記)

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