Diary

ナイスなアイディア


今日の給食のメニューは“鮭ご飯”でした。鮭が遡上するこの季節“はらこ飯”で有名な亘理町荒浜地区は名物を食べにやってくる方々で町が賑わいます。昨年は復興庁と日本栄養士会のサポートを受け、そんな荒浜地区で被災したお年寄りや食改さん(食生活改善推進員)にいらして頂き、子どもたちと一緒にはらこ飯作りをしたり、震災の経験談を聞かせてもらったりする「ほっこりふれあいプロジェクト」を開催しました。その時「来年も作りに来るからね」とおっしゃってお帰りになったので、今年も子どもたちと一緒にはらこ飯作りを計画したのですが、某テレビ番組の影響か、最近“はらこ飯”が全国区になり、食改さんははらこ飯作りのため全国各地に出かけることが増えたということで、日程が合わず泣く泣く断念せざるを得ませんでした。しかし、栄養士のY先生がはらこ飯に代わるメニューとして考え、提供してくれたのが今日の“鮭ご飯”だったというわけです。イクラが載っていないことなどもあり見た目ははらこ飯とは違っていましたが、その味は鮭の旨味が十分感じられ美味しく頂くことができました。今後保育園の名物メニューになりそうな気がしました。そんな美味しい給食を食べる準備を始めた5歳児N組の子どもたちが「ねえ、園長先生、カメの絵を描きたいんだけど、カメ借りていい?」と聞いてくるのです。一体どういうことなのかと思ったら、担任のN先生が絵を描くことが苦手な子どもたちにも興味を持ってもらいたく、モデルとして選んだのが冬眠させる前のカメだったというのです。子どもたちが無理やりさせられることなく、喜んで取り組めるようにとカメを選ぶ、その発想力・アイディアに感心させられ、子どもたちがカメを囲み喜んで写生するであろう姿が目に浮かびます。
 さて、話は一転しますが、昨夕保育を終えた先生たちが職員室へ集まり話をしながら事務仕事をしている時のことです。2歳児H組のY先生が突然「園長先生、園長先生がお家へ帰ったら奥さんが美味しい夕食を作っていてくれるんですか?」と質問してくるのです。そこで「えっ、レンジでチンだよ」と冗談で返事をすると、数人の先生たちが一斉に反応し、中でも3歳児H組のM先生とS先生が「えっ!本当ですか?」「園長先生そういうの食べるんですか?」言い出しっぺのY先生は「納豆は食べますか?」と矢継ぎ早に聞いてくるのです。その後、冷凍食品のことファストフード店のことで話が盛り上がったのですが、先生たちの思い込み、あらぬ噂によると、僕は「吉◯家に行ったことがない」「ハンバーガーはマ◯ド◯ル◯ではなくモ◯バーガー」極め付けは「朝食は英字新聞を読みながらクロワッサンと入れたてのコーヒー」というのでみんなで大笑いをしました。そして、こんな風にお大笑いをするきっかけを作ってくれたY先生が僕の誕生日に職員室の僕の椅子にHappybirthdayとby???いうメッセージだけ書いたチョコレートをこっそり置いてくれていたようなのですが、その日、誰が置いてくれたのか数人の先生に聞いたものの誰もが「???」。保育園のかい人21面相の仕業にその日は食べずにいたところ、今日、主任のY先生からY先生の心遣い優しさだったことを聞きとても嬉しくなりました。Y先生、誰が置いてくれたかわからないチョコは食べませんが、吉◯家の牛丼もマ◯ド◯ル◯のハンバーガーも納豆も食べますよ!
2016年11月02日(水) No.1931 (園長日記)

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