Diary

to be continued


園庭の環境整備が終わり約10日が過ぎました。車掌車がやってきた時と同じように、物珍しい!?新たな環境に変わったばかりの時は嬉しさのあまり興奮し、ブランコに行列ができるなど、あれこれ試しながら遊んでいましたが、今では当たり前になったのか、すっかり慣れたのか、これまでのように鬼ごっこや砂遊びをして遊ぶ姿が見られるようになりました。しかし、新たな環境に変わったことでこれまで以上に目立つようになったのが、僕が務める以前に購入した車の形をした遊具と砂場の道具などを片付けるためのスーパーハウスと言われる家です。このスーパーハウス、4歳児H組のM君のお父さんが「園長先生、遊具小屋か何かに使いませんか?」と数年前、園に寄付して下さいました。そのお陰でそれまでかごなどに片付けていた様々な遊具などがスッキリ片付けられるようになりました。その遊具小屋に子どもたちに絵を描いてもらうか一緒にペンキを塗る、あるいは丸太などを使って無機質感を軽減したいと心の中で考えていました。そして、園庭整備が終わった時、その思いが強くなったこともあり、丸太や廃材の板を使い小屋を囲うことにしました。すると、またしても妙なことを始めた園長に「園長先生何するの?」「お手伝いしてあげる?」という子どもたちが現れてくれたので、釘打ちや板運びを手伝ってもらいました。できれば今日中に完成に至りたかったのですが思うようにはいかず、作業は明日以降まで続くことになりそうです。そうそう、妹が生まれたためお休みしていた3歳児H組のK君がしばらくぶりに登園してきたのですが、k君に休んでいた間に変わっていた園庭の印象を聞いてみると「いいね!公園みたい」と返事をしてくれました。子どもたちの目には保育園ではなく、公園に映っているのかもしれません。
 さて、9月に入園した0歳児A組のHちゃん。初めての保育園生活、知らない環境に「ママ!ママ!」とずっと泣いていたのですが、先生たちが日々懸命に関わり、園での様子を連絡帳等で伝えてくれていることもあり最近は自分の好きな場所や遊びを見つけて泣かずに過ごせるようになりました。しかし、昨日お父さんがお迎えに来て下さったとき、泣かずに抱っこされているものの、僕が「Hちゃんさようなら」と声を掛けると一言「ママ」と言うのです。その時お父さんが笑いながら「ママでなくてごめんな」と苦笑い。そんな様子をHちゃんを送ってきたお母さんにお伝えすると「毎日先生たちが園の様子を詳しく書いて下さっていて本当にありがたいです。遊ぼう会のプレゼントもお気に入りで引き出しから何度も出し入れして喜んでいるんです」と笑顔で話してくださいました。これまで泣かれるたびに後ろ髪を引かれる思いでお仕事へ出かけることも多くあったことでしょう。しかし、今朝のお母さんの表情からは不安げな様子は全く見られずそれどころか、先生たちを信頼して下さっていることが伝わってきて、とても嬉しくなりました。Hちゃんがどんどん保育園に慣れ笑顔がずっと続くことを願うものです。
2016年11月01日(火) No.1930 (園長日記)

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