Diary

雨漏り


古い瓦屋根の日本家屋などは瓦が割れたりずれたりすることが原因で雨漏りすることがありましたが、現代においては防水処理等がしっかりしているため、先日の台風や昨日のように雨が降っても滴がポタポタなんてことなど皆無でしょう。そのため子どもたちには雨漏りの経験がないため「ふるやのもり」のようなむかしばなしをしてもピンとこないことでしょう。ところが大河原駅から保育園に向かうために渡る屋根のある跨線橋は強い雨が降ると雨漏りするらしく必ず複数のバケツが置かれています。そして第一光の子保育園の子ども達もおんぼろの車掌車がやって来て以来「ねえ、園長先生、あの電車どうして屋根あるのに雨が降ってくるの?」と聞いてくるようになりました。ということは保育園の子ども達は現代っ子といいながらも雨漏りを知ることになったということでしょう。とはいえ、このままの状態のままにしておくと素敵なお部屋にしたいという思いが実現することなく朽ち果てていくことになりかねません。そこで恐る恐る車両の屋根のぼり、一部だけですがルーフィング材(屋根の下地材)を張る作業をしました。しかし、屋根の材料そのものが腐っている部分が多いため雨でなく僕が落ちる可能性もありハラハラドキドキしながらの作業となりました。さて、今回作業をして感じたことは、残りの部分にルーフィングを張る前に腐食した部分の木材を交換すべきかどうかということです。時間があれば全て直したいところですが室内や窓枠も修理が必要なため難しい判断を強いられそうです。ということは、やっぱり「餅は餅屋」ということでプロにお任せすべきなのでしょうか・・・。
2016年09月09日(金) No.1893 (園長日記)

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