Diary

少しでも役に立てていれば


9月に0歳児が3人が入園しましたが、まだまだ慣れない不安な環境に新入園児が泣き、その泣き声に刺激されそれまで泣いていなかった子どもたちまでが泣き出すらしく、泣き声の大合唱が職員室まで響いてきます。そんな泣き声を聞くとなんとかしてあげたいと思うものの担任の先生たちが一生懸命の関わっていてもダメなのですから僕が行ってなんとかなるはずもなく、それどころか僕を見て一層泣くこと間違いありません。そのため今はただただ1日も早く保育園や先生やクラスの友達に慣れてくれることを祈ることしかできなさそうです。
 さて、先日の台風に引き続き今日から明日にかけて温帯低気圧に変わった台風がやってくるということもあり午前中から雨が降り始めました。そのため保育園の近くの公園に散歩に行く予定だった3歳児は水筒持参で嬉しそうに登園していたこともありがっかりした様子。中でもH組のN君は散歩が楽しみで仕方がないらしく雨が降っていることなど気にする様子もなく「園長先生、今日はお散歩に行くんだよ」と一生懸命に伝えてくれるのです。そんなN君の姿や水筒を下げて意気揚々と登園してきた子どもたちの表情を見ていたので担任の先生たちにバスを使って町内へドライブに出かけることを提案すると「いいんですか?!」と大喜び。そこで給食で食べているもち豚というブランド豚を飼育している「と◯と◯の丘」に出かけることにしました。この施設、食事ができることはもちろん温泉があるのですが、それ以外にも様々な動物を飼育していて動物園のようであり、しかも滑り台やシーソーがあるなど子どもたちには楽園のような場所。そんなこともあり少々の雨など気にすることなくレインコートに身を包みバスに乗り込みいざ「と◯と◯の丘」へ!中にはここへ来たことがある子どもたちがいてバスを降りた時から「あっちにうさぎとかいるんだよ」とニコニコ。その後は、雨が降っていることなど気にすることなく、うさぎ、あひる、カメ、シカ、チャボ、ポニー、クジャク、ひつじ、ヤギ、ダチョウ、犬を見て、保育園にはない不思議な遊具!?に大満足して帰ってくることができました。ただ、ブランド豚を飼育しているというのに豚がいないことに子どもたちも疑問に思ったらしく「ねえ、園長先生、どうしてブタはいないの?」と聞いてくるのです。以前来た時には「ミニブタ」というプレートがぶら下げられた小屋にどう見ても力士のようなブタがいてジョークなのかと思ったのですが、今日はその大きなミニブタもいませんでした。しかしその原因はわかるわけはなく、また「みんなが給食で食べてるからだよ」などという洒落が通用するわけもなく・・・。今度は雨の降っていない時に来ることを先生達に立案してもらい、ブタがいない謎を解き明かしに連れてきてあげたいと思います。
 さて、先日玄関ホールにいつの間にか栗とススキを飾ってくれたのは栄養士のY先生だったことがわかったのですが、僕も今日、玄関や1階ロビーに秋を感じてもらえるように装飾をしました。ちょっとした変化にすぐに気づいてくれる子どもたちに改めて「凄い」と思いました。
ここにこんなことを書くのもどうかと思いますがお許しください。プロ野球セントラルリーグは広島東洋カープが25年ぶりに優勝しそうです。となると・・・。敬愛する広島のi先生ご夫妻は祝杯をあげ、いつも以上に美味しいお酒をお飲みになることでしょう。本音を言えば、僕も現地広島で歓喜の中にいたかったということです。
2016年09月08日(木) No.1892 (園長日記)

No. PASS