Diary

言葉にならない


昨日の朝、定時に起床しニュースを見るためにテレビのスイッチを入れると相模原市の障害者施設においてあってはならない理不尽で凄惨な信じられない事件が起こったという報道がなされていて愕然としたのではないでしょうか。
 2001年6月8日、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校で児童8人が殺害され、15人が重軽傷を負った事件から15年を迎えた先月、同校で「祈りと誓いの集い」があったというニュースを見ましたが、あの事件以降、学校や保育所などでは不審者対策など子どもたちの安全について見直す動きが全国的に広がりました(厳しくなりました)。そのため保育園では園舎に入るための玄関の前に扉が付けることが求められるようになり、現在の園舎も子どもたちの安全を守るため自動ドアの前に扉が付けられています。また、玄関や園庭など様々なところに監視カメラを6台設置するとともに、セキュリティー会社に安全管理をお願いしています。しかし、今回のような特異な事件が発生すると必ず安全対策の見直し・確認が求められるようになります。本当であれば二重の扉や監視カメラの設置、そして、セキュリティー会社に安全対策をお願いする必要などない世の中であってほしいのですが、残念ながらそれが難しいということなのでしょう。今後、この事件の詳細が明らかになるかと思いますが、19名もの尊い命が失われたこと、しかも犠牲者が差別的扱いを受けていることに怒りや憤りを覚えるだけでなく、ご家族の思いを考えると言葉がありません。お亡くなりなった方々のご冥福を祈り、今後このような事件が二度と起こることがないように願いながら、今一度、保育園の安全対策の確認をしたいと思います。
2016年07月27日(水) No.1862 (園長日記)

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