Diary

頑張った証拠


昨日、セミのことばかりに終始して書きたいことを失念していたことがありました。それは、5歳児N組・M組の子どもたちの縄跳びの上達です。昨年のクリスマスの時、サンタクロースにプレゼントされたことがきっかけだったのか一人縄跳びが上手な子どもたちがいることは知っていたつもりだったのですが、それだけでなく、最近では長縄跳びが上手になり、100回以上連続で跳べる子どももいるのですが、100回近く跳んだ後も列の最後尾に並び直し、何度も跳ぶのですからその体力に驚かされます。そしてもっと驚くことは、先生に縄を回してもらうことなく自分たちで縄を回すため、鉄棒や園庭に立ててある丸太に縄を繋ぐなど工夫して遊んでいるのです。今朝も線量値を計測しながら、長縄を始めたM組の子どもたちの様子を見ていたのですが、これまで聞いたことのない歌に合わせて跳び始めたのです。どうやらその曲はある一定の回数跳ぶと次に並んでいる友だちに順番を譲るということが自然とできる歌詞になっているらしく、みんなが歌いながら自分の順番を喜んで待つ姿が見られました。そこで「ねえ、ねえ、この歌みんなが作ったの?」と尋ねてみると「ちがうよ、N先生が教えてくれた」という返事が返ってきました。そこで担任のN先生に「N先生、子どもたちが長縄するとき歌っている歌、先生が教えてあげたんだって?」と聞いてみると「そうなんです。自分が小さいころ歌ったんです」ということを教えてくれました。どうやら、この歌、N先生が生まれ育った地域で歌われていた曲なのだそうですが、自分が幼い時に覚えた遊び歌がこんな風にして保育園の子どもたちに伝承されることは何とも素敵なことで嬉しくなりました。この子たちが大人になったとき「これは保育園の時、N先生という先生に教えてもらったんだよ」と言いながら子どもたちに伝えていってくれたらいいなあと思いました。
 さて、そんな子どもたちとは反対に、2歳児H組のY先生は縄跳びが大の苦手らしく、僕が子どもたちから縄を貸してもらい丸太の上などで跳んでいる姿を見て「園長先生身軽ですね」「僕運動全般苦手なんですが縄跳びは本当に苦手なんです」なんて言うのですから笑ってしまいます。そんなことを聞いてしまうとY先生がどれだけ苦手なのか見てみたいので、一度子どもたちと一緒に跳んでみてもらおうと思います。しかし、そんな僕も小学校2年生頃まで縄跳びが苦手だったのですが、傘立ての掃除を手伝った時、担任の先生が縄跳びをくれたことがきっかけとなり一生懸命練習し6年生になったころにはみんなが驚くほど上手になったことが懐かしく思い出します。
 そうそう、明日はいよいよ年長児が楽しみに⁉準備を進めてきた「お泊り保育」の日です。中には保育園に泊まることが心配な子どもたちもいるかと思いますが(もしかすると子どもたち以上に保護者の方が心配なさっているのかもしれませんが…)、お天気も崩れることはなさそうですので、事故や怪我なく過ごすことが出来るように祈り、明日を迎えたいと思います。
2016年07月21日(木) No.1857 (園長日記)

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