Diary

♪ピン ポン パン ポ〜ン!


多くの子どもたちが給食に舌鼓を打っているとき、職員室の非常用放送設備をつかって「皆さんにうれしいお知らせがあります!昨日、A先生に2人目の元気な赤ちゃんがうまれました」というアナウンスをしました。非常用というぐらいですから、この放送設備が使われるのは避難訓練の時などに限られているため、「♪ピン ポン パン ポ〜ン!」というチャイムが鳴った途端、表情が強張り泣き出す子どもたちもいるのですが、どうやら今回はどのクラスからも泣き声が響くことはなく、それどころか僕がランチルームに給食を取りに行くと自分たち弟や妹が生まれたかのように喜び「園長先生、A先生の赤ちゃんどこにいるの?」「A先生の赤ちゃん見てみたい」と話しかけてきてくれました。中には赤ちゃん誕生の喜びだけでなく突然天井から僕の声が響いてきたことが不思議に思った(驚いた)子どもたちが真剣な眼差しで「園長先生さっきどこからお話ししたの?」と質問攻めにあうほどでした。
 さて、子どもたちはA先生に限らず、これまでも先生たちに赤ちゃんがが誕生すると本当に喜び、現在育児休暇に入っているR先生が赤ちゃんを連れて保育園に遊びに来るものなら、あっという間にR先生と赤ちゃんを取り囲み笑顔でのぞき込んだり、撫でたりしてくれるのですが、自然にそのようなことが出来るのは、もしかすると、お友達に自分の誕生日を祝ってもらい、お友達のお誕生日を祝ってあげるという保育園での誕生会に起因しているのかも知れません。いずれにしても、A先生宅に生まれてきた赤ちゃん(T君が)がたくさんの方々に祝福されて(愛されて)元気に育ってくれることを心から願いお祈りしたいと思います。そして、これからもできることなら非常時に「♪ピン ポン パン ポ〜ン!」のチャイム音が響くことなく嬉しいお知らせのチャイムとして響かせたいものです。
2016年07月12日(火) No.1851 (園長日記)

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