Diary

いつか自分も


今日は1966年6月29日にビートルズが来日してからちょうど50年目を迎えた日。そんな節目を祝い写真展が開催されていることがテレビや新聞などで伝えられ、FMラジオからは彼らの曲が響くなどデビューから50年以上経っているのに未だに色褪せない名曲と今で番組が組まれことに日本はもとより世界中の音楽界やアーティストに影響を与え続け未だに多くのファンがいることに納得です。ジョンが暗殺されジョージも亡くなり今ではポールとリンゴだけになってしまいましたが彼らも70歳を優に超えています。
 さて、そんな彼らと同じぐらいの年齢かと思われるご夫妻が今朝、仙台駅の駐車場に車を止めようとしていました。ご主人と思われる男性は車から出て、ハンドルを握る奥様に空いている運転席側の窓からハンドルの切り方を指示し、まっすぐ止められるように誘導している様子がペデストリアンデッキを歩いている僕の目に入りました。するとご主人の指示通りハンドルを若干切り、車体をゆっくりと(まっすぐに)バックさせ車止めまで数十センチという時、ブレーキとアクセルを踏み間違えたのか、車がすごい勢いで車止めなどを乗り越え、駐車券の発券に関する機械(ポール)であろうをなぎ倒し、道を塞ぐようにして止まりました。そのほんのわずかな出来事(時間)にご主人は頭を抱え、ドライバーの奥様は茫然自失といった様子。しかし、そんな様子に気づいていながらも誰一人としてご夫妻のところへ駆け寄ることも交番に知らせに行こうとする様子もなく何事もなかったかのように歩いて行ったしまうのです。僕は目の前に見える交番へ走り状況を知らせ、後は警察官に全てをお任せし出勤したのですが、ハンドルの切り方や車体の曲がり具合を教えていたのであろうご主人と事故を起こしてしまったもののハンドルを握っていた奥様のことが切なくて一日中気になっていました。帰宅の時どうなったか見てみましたが駐車場はいつも通り使用できていて一安心でしたが、あの老夫婦のことがやはり気になって仕方がありません。ただ、何より良かったと思えたのは朝早かったこともあり誰一人怪我をした方がいなかったことでしょう。
2016年06月29日(水) No.1842 (園長日記)

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