Diary

ちょっと心配


園庭の片隅にあるザクロの木が今年も花を咲かせ始めたと思っていたら、今度は子どもたちを喜ばせるかのようにその花を落とし始めました。なぜ、子どもたちが喜ぶかといえば、ザクロの花はお弁当のおかずに入れられることの多い赤い“たこウインナー”に色も形もそっくりなのです。そんなこともあり、この季節、特に3・4歳児のごっこ遊びには必須アイテムとなるのですが、5歳児はこれまで毎年遊んだことで満足したからなのか、ザクロの花には目もくれずカエルや虫探しやドッジボールに夢中になっています。ところが、そんな5歳児が今日は大好きな前述の遊びよりも“カッパ探し”に夢中になっていて、「ねえ、園長先生カッパの足跡あったんだけど、カッパどこにいるか知らない?」とか「カッパ見なかった?」と何人もの子どもたちが職員室へ聞きにやってきました。これは、担任の先生たちが来月に迫ったお泊まり保育に向けて子どもたちの気持ちが高まるように、気づかれないように様々な工夫や種まきをしているのです。そんなこともあり日に日にお泊まり保育に向けて気分が高まってきていることが伝わってきます。明日は先日よりたくさんの量のご飯を炊くようですし、数日後にはカレーを作る予定もなされていて、子どもたちはいきいきしています。一方、そんな中に、お家を離れ保育園い泊まることや、おねしょのことが気になりどうしてもお泊まり保育が心配という子どもたちがいるのも事実。そんな心配事を抱えながらお泊まり保育を迎えようとしている子どもたちの不安が期待へと少しでも変わるように祈ります。ただ、そんな心配は、いつも一緒に過ごしている先生や友達と一緒に保育園に泊まることで平気になり、心身ともに成長するのがお泊まり保育のように思いますが・・・。
2016年06月27日(月) No.1840 (園長日記)

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