Diary

夢は叶えるもの、それとも叶うもの?


これまでも時々、この日記に書いている僕の好きな本の一冊、黒柳徹子著のベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」には小学校一年生で学校を退学させられたトットちゃんこと黒柳徹子さんが通った一風変わった小学校「ともえ学園」での校長先生や友だちとの出来事が書かれています。ご存知の方も多いと思いますが、この学校の校庭には数台の使われなくなった払い下げの電車が置かれてあり、その車両が教室だったというのです。これまで何度読んだかわからないほど繰り返し読んでいるにも関わらず、電車の教室を思い浮かべただけでなぜかワクワクしてしまうのです。そんなこともあるからなのでしょう、いつか保育園の園庭にも「ともえ学園」よろしく使われなくなった車両が欲しいと思い続けているのです。とは言っても僕が欲しいのは客車ではなく、博物館などに展示されているような「緩急車」という国鉄時代などに貨物列車などの最後尾に取り付けられていた、いわゆる「車掌車」と言われる車両なのです。そこで、これまでJR関係者などに「使われなくなった車掌車が欲しいのですがありませんかねえ・・・?」とお聞きしたことがあったのです。答えはもちろんの事「JRに変わってからかなり時間が過ぎましたし難しいですね。」というお返事。それでも心のどこかで車掌車への想いは消えることなく残っていました。ここ数年、福島・宮城県内のキ保連の幼稚園・保育園・認定こども園を訪ねることを続けていますが、福島県内の3か所で車掌車の存在を確認していた内の1両は処分を考えているという情報を二日前のキ保連の役員会で得たのです。可能ならばその車両を譲ってもらい園庭に運び子どもたたちいつでも遊びに来ることができる薪ストーブがある園長室(応接室)か図書室にリフォームするか、チェーンソーや草刈機などの道具やバスのタイヤなどをしまう物置にしたいと夢のようなことを想像するものの、年代物の車両ということもありサビや痛みを考えるとリスクも大きのかと・・・。それでもこのチャンスを逃すと二度と手に入れることができないような気もします。さて、こんな時、皆さんならどうなさいますか?!
2016年06月23日(木) No.1838 (園長日記)

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