Diary

時間はかかるけど


今週お天気が良ければ行われる予定のプール開きに向けて子どもたちが先生たちと一緒に分解して片付けてあったプールを運び、雑巾を使うなどしてきれいに掃除をしてくれました。今日は水遊びにはぴったりのお天気だったこともあり、子どもたちは掃除という意識などなく喜んで取り組んでくれていたようです。梅雨明けまではしばらく時間がかかりますが、嬉しそうにプールバッグを持ってきて水遊びができることを楽しみにしている子どもたちの願いが叶うことを祈るばかりです。
 さて、5歳児の子どもたちはプールでの水遊びと同じようにお泊まり保育を楽しみに(中には不安を抱いている子も・・・)してくれていて、すでに何度も2クラスで集まりを重ね当日どんなことをして過ごすか、何を食べるかなどを話し合っています。先日はお泊まり保育の夕食にカレーうどんを食べたいという意見が本当に可能かどうか実際にうどんを作りをし食べました。しかし、みんなのお腹を満たすためにはかなりの量のうどんが必要であることや、作ったうどんが家庭や給食で食べるそれとは違うといった様々なことに気づいたことからカレーうどんではなくカレーライスにメニューを変更することになったらしく、今日は薪を使い羽釜で本当にご飯を炊くことができるか実際にやっていましたが、いつもなら虫探しやドッジボールをしている子どもたちが、炊き上がるまでかまどを取り囲みず〜っと待っているその姿が印象的であり、如何にお泊まり保育を楽しみにしているかが伝わってきました。
プール開きのためのプール掃除やお泊まり保育のメニュー決めや実際に煮炊することなどは準備に時間がかかります。そして、そこまで子どもたちがする園も少ないのかも知れません。しかし、時間や手間がかかっても子どもたち同士で話し合い、お互いが納得しながら決めていくという作業は成長にとって大切なことだと思っていますのでお泊まり保育に限らず時間をかけて成長していきたいと思います。そして、子どもたちだけでなく、いや、子どもたち以上に時間をかけてでもしなければならないのは職員の育成。それが一番難しいのですが・・・。
2016年06月21日(火) No.1836 (園長日記)

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