Diary
時の概念
「昨日」「今日」「明日」という大人になってしまうと当たり前と言える時の概念はいつ身についたのでしょう。幼稚園や保育園の子どもたちも3歳児くらいだとまだ「昨日、デ◯ズ◯ー◯ン◯に行くんだ」とか「明日、お寿司食べに行ったんだよ」といった具合にめちゃくちゃな表現で自分の気持ちを伝えてくることがあります。しかし、さすがに5歳児くらいになると、子どもたち同士で継続して遊ぶことができるようになり「じゃあ、明日も続きしようね!」と約束して降園し、翌日また一緒に遊んでいることもよくあります。そんなこともあり、先日の遠足なども当日を指折り数え、期待して待つことができていましたし、そんな経験は今度はお泊まり保育に向けた準備も期待を持って進められています。
さて、こんな風に時の概念が確立している中でも特にしっかり者のM組のS君が午睡後のおやつを食べ終え園庭で遊び始めた時、バルコニーから職員室へ入ってきたかと思ったら「ねえ、園長先生、あのさあ、明日、N先生の誕生日だからギター弾いてね!」と言いに来たのです。「えっ!?そうなんだ、 OK!わかった。でもさあ、園長先生忘れてると困るから明日また言いに来てくれる?」と声をかけると「うん!いいよ」と言い残し、また園庭へと出て行きました。S君のこんな行動・願いは、これまで何年間も友だちの誕生日を祝う経験と自分が誕生会でみんなが祝ってくれたという経験があるからこそ、大好きな担任のM先生をお祝いして欲しいとの願いにつながるのだと思えてなりません。明日は在園中M先生の誕生日をお祝いできる最後の日となります。S君の願いを叶えてあげるためにもしっかりと伴奏しなければ・・・。ところで、実は僕もS君のように計画性を持って働いているつもりなのですが、なかなか思うようにいかないのが現実。しかし、これから蜂が巣づくりに忙しい季節になるため斜面の風通しを良くし、巣作りをしにくい環境にしなければなりません。また、イノシシなどの獣がやってこないようにするためにも下草を払うことは重要です。しかし梅雨に入ると外での作業は難しくなるだけでなく植物が恵みの雨を受け一気に育ちます。そうならないように時間と天候を見ながら作業をしたいと思います。
2016年06月06日(月)
No.1824
(園長日記)
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