Diary

あ〜したてんきにな〜あれ


幼いころ、翌日、楽しいことがあるとき、何としてもお天気になってほしくて友達同士一列に並び、空に向かって「あ〜したてんきにな〜あれ」と靴を飛ばした経験があるのではないでしょうか。しかも、何の根拠もなにのに、靴がきちんと上を向いて落ちた時は「晴れ」、さかさまに落ちた時は「雨」などと自分たちで占い(予報)をしたものです。しかし、最近ではそんな子どもの姿を見かけることもなかったのですが、今日の夕方のことです、5歳児M組のNちゃんが職員室に聞こえるような声で「あ〜したてんきにな〜あれ」と言いながら靴を飛ばしていたのです。そんなNちゃんの姿に主任のY先生と「このフレーズこの頃聞かなくなりましたよね・・・。」と話をしました。
 ところで、なぜNちゃんがそんなことをしていたかというと、きっと明日予定されている(今では保育園の恒例行事となった)❝羊の毛刈り❞を心から楽しみにしているからこその行動だと思うのです。もしかすると、先週の遠足の時にも同じように靴を飛ばしていたのかもしれませんが、僕等がしていたことと同じことを世代がまるっきり違う現代の子どもたちがしていることに嬉しさを覚えるだけでなく、Nちゃんの願いが叶い、明日がお天気になることを願わずにはいられません。ちなみに、電車通勤している身としては、「できることなら通勤時間だけは雨が降らないでくれたらなあ」そう思うのです。なぜなら、もうすぐ梅雨の季節がやってきて濡れながら通勤しなければならない日が多くなるのですから・・・。これこそ単なるわがままですが。
2016年05月30日(月) No.1819 (園長日記)

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