Diary
すてき!
1、ごらんよ空の鳥 野の白百合を
まきもせずつぐみもせずに 安らかにに生きる
こんなに小さな命にでさえ 心をかける父がいる
※友よ友よ今日も 讃えて歌おう すべてのものに
しみとおる 天の父の慈しみを
2、ごらんよ空の雲 輝く虹を
地に恵みの雨を降らせ 鮮やかに映える
どんなに苦しい悩みの日にも 希望を注ぐ父がいる
※くりかえし
上記の曲は僕が幼稚園で保育者として働いていたころ子どもたちと歌っていた「ごらんよ空の鳥」という讃美歌の歌詞です。今日、園舎東側の斜面の草の刈り取り作業をしたのですが、伸び始めた草の中にひっそりとむらさき色に咲くきれいなあざみの花を見つけました。このあざみ、間違いなく毎年この斜面に咲いていたはずですが、今年は時々草刈りをしていたこともあり例年より目立っていたのです。そこで、このきれいな花を子どもたちに見せてあげたい一心で草刈り機を剪定ばさみに持ち替え切りとりました。するとどうでしょう、可憐に咲いているように見えていてもその葉にある鋭いとげが指に刺さり、思わず「痛っ」と叫んでしまうことに・・・。そこで植物も動物も自分の身は自分で守っていることを思わされ、改めて自然の不思議さと凄さを痛感させられました。ところが、それ以上に驚いたのは、玄関ホールや二階に上る階段にあざみの他に摘んだシロツメクサやドクダミなどをほんのちょっとだけ飾ったのですが、その花に気づいた子どもたちが花を見ながら「あれ、変わってる」とか「うわ〜!かわいいね」と話し合っていたことです。もちろん、子どもたちに見せてあげたいとの思いで飾ったのですから驚くのではなく喜ばなければいけないのでしょうが、子どもたちがいかに環境の変化に気づいているか、そのために保育者は何をしなければならないかを再認識した次第です。枯れてしまったままの花や造花を飾るのではなく、立派な花でなくてもいいので子どもたちが実際に手に取り触れながら喜んで会話をすることができる本物を与えてあげたいと思います。昨日の夕方、仙台の空には大きな虹の橋が架かりました。花も虹も虫も人間の手で創ることはできないものです。それを子どもたちとともに気づき感謝していきたいと思います。これからそんなことにたくさん気づかせてもらえる素敵な季節になるのですから・・・。
2016年05月26日(木)
No.1817
(園長日記)
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