Diary

princessになりたい


園庭のあちこちに生えているクローバー(シロツメクサ)がこのところ急激に育ち、日々子どもたちの遊びに使われています。中でも5歳児M組の女の子たちはこれまで担任のN先生に作ってもらうことを通し作り方を覚えてしまったようで、今日もクローバーを摘むためにしゃがみ込み、冠が自分の頭のサイズに合っているか確かめながら少しづつ編みあげた冠を嬉しそうに頭に載せてprincessになったつもりでいるようでした。そんな女の子たちを尻目に多くの男の子たちは相変わらずバケツにフルイなどを蓋にして載せダンゴムシ探しに興じているのですが、そんな中にクローバーの冠作りより虫探しやカメの世話を好む女の子がいるのです。しかし、男の子がクローバーの冠作りをする姿は皆無。僕も小さい頃クローバーの冠を作った記憶などなくアリの巣を壊したり、石を転がしてミミズやナメクジ、ダンゴムシ探しに夢中になっていたことを思い出します。もし、その男の子が冠作りをしない原因が「冠を作るのは女の子で男の子が冠作りをしていることは恥ずかしいこと」となっているとしたならば・・・。近年ではなくなってきましたが、日本にありがちな男の子は黒や青、女の子は赤やピンクという分け方と同じようになっていないことを願います。
 さて、今日と明日の二日間キリスト教保育連盟東北部会の総会・研修会を山形県天童市のホテルを会場に開催します。研修会の講師は僕が敬愛してならない広島聖愛幼稚園の園長であり、西日本初の男性保育者“井原忠郷(いはらただくに)”先生!総会資料や研修資料の準備はものすごく大変ですが、先生にお目にかかれることはもちろん、しばらくぶりに直接先生の保育観を聞かせてもらえることを考えると嬉しくてなりません。
2016年05月20日(金) No.1812 (園長日記)

No. PASS