保育日記

日々感謝

2010年の「おじいちゃんおばあちゃんありがとうの会（敬老会）」で初めて味噌作りをして以来、今ではすっかり保育園の恒例行事となり卒園記念品として5歳児の子どもたちが持ち帰り好評を得ています。今年度も大河原の老舗味噌屋さん（玉松味噌醤油さん）の工場長と専務に指導してもらい5歳児N組・M組の子どもたちが仕込みをしました。
　さて、この日を迎えるまで子どもたちが味噌作りに興味・関心を持ち、気持ちが高揚するようにと2階ホールや保育室前の廊下に味噌の原料には大豆が使われていること、そして、その他にも納豆や豆腐、油揚げや醤油やきな粉なども大豆からできていることがわかるようにサンプルとともに図鑑が置かれていました。そんなこともあり工場長さんからの話にもしっかり反応し喜んで取り組んでくれていました。しかし、今日は保育協議会の総会出席のため、残念なことに昨日の田植え同様、子どもたちと一緒に作業ができませんでした。しかし、N組のNちゃん、Mちゃんのお母さん、S君のお父さんお母さんがお手伝いにいらしていただけたことで順調に作業が進んだことでしょう。今日樽に仕込まれた味噌は玉松さんの倉庫にて管理され、3月には熟成された美味しい味噌になることでしょう。昨日は田植え、今日は味噌作り、明日はサッカー教室、月末にはひつじの毛刈りと、一見忙しい毎日を過ごしているように思える子どもたちですが、その表情からはそんな様子など見られず、それどころか喜んでいるように感じます。その陰には前述のように先生たちが子どもたちのために様々な準備や配慮や苦労していることは言うまでもありません。そんなことに本当に感謝しますが、それは先生たちだけでなく今日のように保育や行事への理解やご協力くださっている保護者の方々や玉松さんに対してもです。本当にありがとうございます。

※　味噌作りの材料（分量・割合）：蒸煮大豆：２．８㎏　米こうじ：１．５㎏　赤穂の天塩：６００ｇ　酵母菌：３００ml　以上の割合でできるだそうですが、酵母菌だけは一般的には手に入らないそうです。その場合、自家製味噌を酵母菌の代わりに使うといいそうです。昔は家庭で作られていたという味噌、今では消費量が減っている様子ですが、健康のためにも豆腐と油揚げが入った味噌汁と納豆そんな食卓が必要なのでしょう。

2016年05月19日（木） No.1811 (園長日記)

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