Diary

始業点検


今日は5歳児M組の子どもたちが畑に植える苗を買い求めるために柴田農林高等学校へ出かける予定日でしたが、朝からあいにくの雨。しかし、子どもたちはバスに乗って出かけられることが嬉しいらしく雨など気にする様子もなく、レインコートに身を包み「いってきま〜す」と喜んで手をふって出かけました。これまでならば僕がハンドルを握っていたため、子どもたちと一緒に「いってきま〜す」と言って出かけたのですが、今日はどうしても第二光の子保育園に行かなければならないこともあり、今年度から保育者として勤めてくれている延長保育担当のT先生にいつもより早く出勤してもらい、僕に代わってバスを運転し柴農に出かけてもらいました。多くの子どもたちが昨日から「あのね、明日は園長先生じゃなくT先生がバス運転するんだって!」とお家の方々に報告していたこともあり子どもたちの期待感が伝わってきたのですが、子どもたちみならずT先生もそんな声に応えようとしてくれていたのでしょう、出発時間のずいぶん前からバスのエンジンをかけ、ライトやウィンカーの点灯、タイヤの空気圧や緩みをしっかり確認してくれていました。このような始業点検が事故を未然に防ぐ重要なことなのですが、僕に言われたからするのではなく、自分で判断し行動してくれていた姿に、今後も僕が運転できない場合は安心してT先生に運転を任せられることを確信しました。もちろん、これはバスの運転に限らず、保育においても同様で保育者が子どもたちの前に立つためには勤務時間ギリギリに出勤するのではなく気持ちを整える上でも時間に余裕をもって出勤することが重要なのではないでしょうか。そんなことをT先生の始業点検を見て保育と重ね合わせ考えさせてもらいました。T先生本当にありがとう。そしてこれからも時々僕の代わりをよろしくお願いします。
2016年05月17日(火) No.1809 (園長日記)

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