Diary

ヤギが欲しい!?


これからの梅雨を迎えるまで、広い保育園の敷地や園庭は桜やケヤキの若葉に日陰を作ってもらい気持ちのいい毎日を過ごせるようになりますが若葉は桜やケヤキに限らずあらゆる草たちも驚くほどのスピードで生長していきます。そのため時間があるときにこまめに摘むか刈るかしないとうっそうとした茂みになってしまいます。林業が栄えた時代は下草が刈られきれいに手入れされていた山も、安い外材が輸入されるようになり年々林業が衰退し、多くの山は荒れ放題になってしまっているようです。同じように跡継ぎに悩む農家でも田畑が荒れてしまうようなことが起きているのだとか・・・。
 ところが、毎朝見ているNHKのニュース番組「おはよう日本」5時台で、最近、除草のために❝ヤギのレンタル❞がもてはやされているということを聞きました。北海道や欧米のように広いところでは機械で刈り取ることができても狭い斜面の多いところでは除草作業は結構大変なことなのです。それは、僕自身が園庭や園舎東側の斜面の除草作業で経験しているのでよ〜くわかります。未年の先生ややぎ座の先生、丑年やおうし座の先生がいても草を食べたり刈ったりしてくれるはずはありません。となると誰かが除草作業をしなけらばなりまらず、今日も子どもたちがまだ外に出てきていない朝の早い時間を見計らい園庭に伸びた草を刈ったのですが、ヤギやヒツジを飼っていればガソリンを必要とせず、朝から近所に騒音を撒き散らすこともなく、しかも食べた草は肥料として排出してくれるという何ともエコでサスティナブルな除草ができ、僕も別な仕事に時間を使えるのかもしれません。ところが、もしヤギやヒツジを飼うとなると誰かが世話をしなければなりません。それが誰になるか考えると・・・"(-""-)" 現実的には無理であり、レンタルが流行るということにつながるという結論になるのでしょう。でも、園の山(斜面)にヤギやヒツジがいて草を食んでいたら何ともほっこりする気がするのですが。
2016年05月13日(金) No.1807 (園長日記)

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