Diary

再認識


昨日書こうと思いながらK君のことで終始してしまいましたが、昨日は東日本大震災から5年2か月目の日、そんな日にアメリカのオバマ大統領が伊勢志摩サミットに合わせ広島を訪問し、原爆ドームなどがある平和記念公園を訪れ核廃絶に向けた「思い」を表明するというニュースが伝えられました。世界で初めて広島に原爆投下されてから70年以上が過ぎて初めてアメリカ大統領が広島を訪れるものの、この訪問は原爆投下に対する謝罪ではなく「核なき世界」へのメッセージのようですので被爆者の方たちは様々な感情を持たれていることでしょう。それでも原爆を投下したアメリカの大統領が広島の地に立ち、献花し原爆資料館を見学することは大きなことだと思います。先週は零戦で真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦に出撃した元パイロットの方が亡くなったというニュースも伝えられましたが、戦争の忌まわしさや原爆による被曝体験を伝える(伝えられる)方々はどんどん少なくなっていきます。
 暫くぶりにお天気になった今日、園庭からは子どもたちと先生たちの楽しそうな声が響き、夕方にはカメを覗きながら何故か「は〜しれ走れ、い◯ゞのトラック」と某CMの曲を合唱する子どもたちの姿に自分たちが何不自由なく過ごせているものの、震災の津波被害、東京電力福島第一原子力発電所の事故でまだまだ苦しんでいる方々や広島や長崎で70年以上苦しんでいる方々がいることなど、改めて平和の素晴らしさを考えさせられました。
2016年05月12日(木) No.1806 (園長日記)

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