Diary

雨だからこそ


飛行機雲がなかなか消えないのは上空の湿度が高いことが原因ですが、そのことによって天気を予測することができるようです。同じようにツバメが低く飛ぶと天気が崩れると言われていますが、それはツバメが飛びながら捕食する小さな虫たちが湿度や雨によって高く飛ぶことができないため!そんなことがツバメが低く飛ぶと天気が崩れるといわれる所以です。そんなことを実証するかのように朝から雨が降り続く園庭をツバメがすごいスピードで低空飛行していました。
 さて、そんな中、放射線量の計測を終え園庭の水たまりの水が流れるように川づくりをしていた僕に5歳児N組のK君が2階のバルコニーから「園長先生何してるの?」と声をかけてくれました。そこで「川作って遊んでるんだよ」と返事をすると「僕もやりた〜い」というので「どうぞ」と返事をすると程なくして園庭にやってきました。(レインコートを着ているわけでも長靴を履くこともなく・・・)ところが「僕もやりた〜い」と言っていたはずなのに川づくりをするのでなく夢中で虫探しを始め、石や丸太を転がしたりひっくり返したり園庭を独り占め!そんな時、消しゴムぐらいの小さな木っ端を見つけその木っ端を水たまりに浮かべ遊び始めました。ところが、しばらくすると浮かべるだけでは飽き足らず僕が作った川に浮かべ流し始めました。そして流れずに止まるとどうしたら流れるか確かめを何度も何度も納得するまで繰り返していました。入園・進級して間もないため、雨が降っていた今日は僕とK君以外は外で遊ぶことなく保育室やホールで遊んでいたようでしたが、K君は雨の日だからこそ味わうことができる(雨の日以外には味わうことができない)遊びを満喫したことは間違いないでしょう。
ところで、本日予定されていた田植えは来週に延期になりましたが、来週田植えをさせて戴く時、K君は今日のように夢中で取り組んでくれることでしょう。
2016年05月11日(水) No.1805 (園長日記)

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