Diary

向上心


「PDCAサイクル」とは、一般的に事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つで、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって業務を継続的に改善することを言いますが、本当は生産管理・品質管理に限ったことではなく、保育現場でも普段の生活でも必要なことということは今では誰もが知っていることでしょう。
 ここ数年、園庭から見える田んぼ(5歳児N組のYちゃんのおじいちゃんの田んぼ)の一角で田植えをさせて戴いていますが、初めの年は機械で綺麗に植え付けられた苗が、子どもたちによってめちゃくちゃにされてしまいました。翌年は前年の田植えの反省を生かし子どもたちが植えるところと、機械で植え終わっているところがわかるように境にロープが張られたのですが、植える場所がわからなかったためイノシシのような子どもたちにはほとんど効果がありませんでした。そしてその翌年はロープの他に植え付けるところがわかるように田んぼに方眼紙のように線が描かれていました。そのため前年よりは植えやすかったようですが相変わらずロープはあまり効果を発揮した感はなく・・・。こんな風に反省が生かされスキルアップしていることに気づかされていたのですが、今年度は更にバージョンアップしていてロープに変わってハッキリと境がわかるようなフェンスが張られているです。これこそがまさにPDCAサイクル!!明日お天気が良ければそんな田んぼに5歳児の2クラスの子どもたちが田植えをさせて戴くことになっていますが、担任の先生たちも昨年度までの反省を確認し準備をしているので随所にPDCAサイクルが生きているような気がします。その結果、お互いに成長しているということになるのでしょう。それにしてもYちゃんのおじいちゃんの工夫・発想・知恵には驚かされます。
2016年05月10日(火) No.1804 (園長日記)

No. PASS