保育日記

頑張れニッポン！

2020年に東京で開催されるオリンピックのエンブレムが紆余曲折の末にようやく決定したようです。今度はスタジアムの建設に向けて様々な準備が始められることと思いますが、東日本大震災からの復旧や東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業、一向に収束しそうにない熊本や大分で発生している地震のことを考えると課題は多いことは明らか。しかも考えてみるまでもなく国土が狭く資源の乏しい日本は燃料も材料の多くも海外からの輸入品頼みです。しかし、開催するからには参加する選手も観客も心に残るオリンピックになって欲しいものです。
　ところで、保育園の園庭にも海外からのものが結構あります。それは遊具ではなく外来種の植物です。昔はどこにでもあった日本の固有種であるエゾタンポポが西洋タンポポにその住処を奪われてしまい、保育園でエゾタンポポを見つけることは無理だと思います。また、自分が育つために周りの草を枯らせながら生長するセイタカアワダチソウは抜いても抜いても負けじと次々と出てくるので、いたちごっこがず～っと続くことになりそうです。園庭から眺められる田んぼにもついに水が引き入れられ田植えに向けて本格的な準備が始まりました。そんな田んぼに生息するのもアメリカザリガニだったり保育園の人気者のカメ（ミドリガメ）も本来の生息地はその名前（ミシシッピアカミミガメ）からわかるようにアメリカだったりミシシッピだったり。また現代人の生活スタイルも欧米化し、世界的には和食がブームだというのに、日本人がお米（ご飯）よりパンが好きといった傾向になっているとか！？そう考えると「頑張れニッポン」と叫びたくなります。

2016年04月25日（月） No.1797 (園長日記)

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