Diary

我が 園ならでは


今朝、いつものように大河原駅から園に向かって歩いている時、途中にある水路から昨日まで聞こえなかった水の流れる音が聞こえてきました。この音が響いてくると田植えのために田んぼに水が引き入れられ代掻きが始められるのですが、毎年5歳児が田植えをさせていただいている園庭から見下ろせるHさんの田んぼでも代掻き前に肥料を撒いて田植えに向けた準備を始めていました。そんな様子に刺激を受けたわけではなく、保育園の園庭でも3歳児クラスの先生たちが新たな畑づくりのため運んだ丸太で作った囲いの内側の砂を子どもたちと一緒に運び出す作業に一生懸命でした。しかし必死にスコップを動かす先生・子どもたちの中に手伝いというより邪魔をしているかのように電車や車のおもちゃを使って砂遊びをする子どもたちの姿も見られ笑ってしまう反面、先生たちの大変さを再確認しました。それにしても、園庭にはこれまでも結構な面積の畑があるのですが、更に増やすという先生たちが何とも我が園らしく、いずれ園庭全てが畑になってしまいそうな勢いです。また、5歳児の子どもたちは園で収穫し、役場で放射線量を計測してもらい、安全確認をしたヨモギを給食室で天ぷらにしてもらい今日の給食の時、特別メニューとして食べることができました。一見、単なる草にしか見えない草が食べられることを知った子どもたちは今後、ヨモギ団子を作るために収穫したヨモギを茹でて冷凍にするなど準備を進めているようですが、そんな取り組みを実行すること、そして先生たちと子どもたちの思いを理解してくれて、忙しい中、今日のメニューにはないヨモギの天ぷらを作ってくれる厨房のスタッフも我が園ならではだと感謝するばかりです。さて、今後、他の年齢・クラスからどんな我が園ならではの様子が見られるか楽しみです。
2016年04月20日(水) No.1794 (園長日記)

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