Diary

対極


園長だけがそう感じているだけで、実際に保育に当たってくれている先生たちは全く反対の感覚なのかもしれませんが、入園式から2週間が過ぎ、新入園児も随分保育園に慣れて、保育室から聞こえてきた泣き声も聞こえなくなり、不安げだった表情から笑顔が見られるようになったような気がします。その陰には子どもたちが安心して登園できるように先生たちが様々な配慮をしてくれているのはもちろん、新しい職員が加わったものの昨年度退職する先生がほとんどなく新年度を迎えられたことが例年にない新入園児の泣き声が響かない保育園全体の落ち着きと日々の保育の穏やかさに繋がっているような気がします。しかし、穏やかさの裏に、泣きたいけれど泣くことを我慢している子どもたちがいたりするもので、そんな子どもたちは5月の連休明けから急に泣きながら登園することもあるので表情や行動の変化に気をつけて保育に当りたいと思います。
 さて、保育園の穏やかさと反対に、昨夜9時26分頃、熊本県益城町で震度7の地震があり、九州中部を中心に広い範囲で強い揺れを観測しました。その様子をニュースで見ていましたが、東日本大震災の時にも何度も鳴った緊急地震速報に5年前の震災を否応なしにあの日を思い出させられ、九州の方々が不安や恐怖を抱えながら夜を迎えならなければならなかったことの苦労が思い浮かびました。これから詳しい被害状況が判明していくことと思いますができるだけ被害が小さいことを祈るものです。
2016年04月15日(金) No.1791 (園長日記)

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