Diary

雨と風のおかげ


大河原や仙台は天気が荒れることがなかった昨日、どうやら東京など関東地方は雨が降り、強い風が吹いたようで、きれいに咲いた桜が随分散ったようです。保育園の桜も昨日桜を散らす「桜流し」が降ったため今朝の園庭は桜の花びらで彩られ、水たまりも淡い桜色に染まっていました。そんな園庭の変化に子どもたちが気づかないわけはなく、朝から砂遊び用のバケツやカップを持って争うように花びらを拾い集めて居ました。特に5歳児M組のNちゃんはツバキの花を含めてバケツいっぱいに集めた桜を「園長先生見て〜!」と嬉しそうに見せてくれました。こんな風に子どもたちが毎日夢中になって花びらを拾い集めても桜の木の数を考えるとしばらくの間は飽きることなく思う存分花びらを拾うことができると思いますが、同じようにアリやダンゴムシも活動を始め、冬眠していたカメがしばらくぶりにタライに張られた水の感触を楽しむかのように泳いでいましたので益々子どもたちの外遊びが充実していくことでしょう。
 さて、来週月曜日のイースター礼拝に向けて5歳児の2クラスの子どもたちが近所のスーパーへ卵を買いに出かけたのですが数日前、卵を買うために必要な費用の心配をしていたN組のR君が出発前に「園長先生、N先生に1000円2枚渡してくれたんでしょう!?ありがとう!」とお礼を言ってくれたのですが、夕方降園するときにも同じN組の別なR君が「園長先生、卵のお金ありがとう!」とお礼を言って帰って行きました。もちろんのこと卵の購入費用に限らず園の備品や教材と言われるものの購入は全て僕のポケットマネーではないのですが、子どもたちは僕に買ってもらったと思っているようなのでとても複雑な気持ちです。
2016年04月08日(金) No.1786 (園長日記)

No. PASS