Diary
外にいます
岩手県花巻市出身の詩人で童話作家、宮沢賢治は自らが設立した私塾、羅須地人協会の黒板に「下ノ畑二居リマス」と書き残し畑で野菜作りをしていたようですが、全てのことで賢治とは雲泥の差の僕ですが少しだけ似ているところがあります。それは、「ちょっと外にいます」と言い残し職員室を留守にして作業をさせてもらっていることです。今日も野菜の生育が思わしくなくなった年長児専用の畑を作り変えるべくスコップを手に作業をしたところ、いつのように多くの子どもたちがやってきて「園長先生何してるの?」と聞いてきます。そこで「幼虫探しながら畑の土のお引越ししてるの」と返事をすると「じゃあ、お手伝いする!?」と言ったかと思ったら子どもたちは遊具小屋へ走り、次々にシャベルを手に戻ってきて作業の手伝い(時々邪魔!?)をしてくれたお陰でひとまず予定通り作業を終えることができました。本当は畑より先にススキや笹などを刈り取るなど、山(崖)の手入れの続きをしたかったのですが草刈機がグリス切れで本調子でないため予定を変更せざるを得なくなりました。そんなわけで5歳児N組・M組の子どもたちが小学校へ行く前に山の頂上まで登るための階段(はしご)を作り上げることはできませんでしたが進級・新入する子どもたちのために、明日も、そして来年度も「外にいます」と言って主任のY先生や事務のHさんに迷惑をかけながら職員室を留守にすることでしょう。
2016年03月30日(水)
No.1778
(園長日記)
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