Diary

最後の最後


昨日までは春の日差しが降り注ぐ天気だったにもかかわらず、卒園式の今日は小粒の雨が降る朝となりましたが、N組・M組合わせて50名の子どもたち誰一人もお休みすることなかったため、全員に卒園証書を渡すことができました。ここ数週間、担任の先生たちは卒園式に関わる仕事・時間に追われ大変だったことと思い感謝するばかりです、この50名の内、N組の子どもたちに公立不動保育所で過ごしたことのある最後の子どもたちがいました。そんな子どもたちが全員卒園させることができたことで、保育園としての責任を果たすことができたような気がします。しかし、その陰には公立保育所と民間保育園が合併することに対して保護者の方々、子どもたちの不安を少しでも軽減してもらえるように一年間不動保育所へ出向し、卒園まで担任として一生懸命保育してくれたM先生の力は大きく欠かせなかったと思い改めて感謝するだけでなく担任をしてもらってよかったと思っています。
 さて、ここ数年、卒園式で涙を流すのは保護者や先生たちだけでなく、それどころか子どもたちということがおきています。今日の卒園式でも特にM組の多くの子どもたちが嗚咽して泣く姿に、涙腺がゆるくいつもなら涙を流す先生たちでさえ泣くことを忘れてしまったようです。このような子どもたちの姿は感受性が豊かになったからなのか、幼さの表れなのか定かではありませんが、僕が幼稚園の教諭として勤めていた時の子どもたちとの違い・変化に驚かされます。そんな子どもたちも4月には小学校1年生としての生活が始まるため、しばらくは新しい環境に戸惑いや不安もあることと思いまが保育園で培った生きる力を生かして成長してくれることを祈ります。
 保護者の方々にも様々なご理解ご協力を頂き卒園式を迎えられましたが、卒園式後、保護者の方々がご配慮くださった最後の最後のセレモニーに出られず心残りであり本当に申し訳なかったと思っています。最後に、今日の卒園式のために家庭保育にご理解・ご協力くださった保護者の皆さんありがとうございました。
2016年03月19日(土) No.1771 (園長日記)

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