Diary

あと1回


今年度も教会のM先生にお手伝いいただき毎週月曜日に行われてきた礼拝も来週M先生に担当していただき最後となり、僕が聖書のお話をするのは卒園式の時の礼拝1回だけとなります。今日の礼拝は先日の震災のことが大きなテーマだったのですが、5歳児の子どもたち以外在園している子どもたちは生まれていないため、あの大きな揺れを経験していません。と言っても5歳児の子どもたちもあの日のことを覚えているはずもなく、震災当日のことを話してもピンとこない様子。同じように、震災を経験していても当時学生だった職員は大混乱の中、必死に子どもたちを守りお迎えにいらした保護者の方にお子さんをお渡ししたことや全てのライフラインを失い、卒園式が延期になったことなど想像できないことでしょう。そこで、5年前どんなことが起こったのか少しでもイメージを深めてもらいたく、今朝、旧園舎に出かけ当時の5歳児クラスN組の子どもたちが作った卒園記念品(クラスのネームプレート)を取り外して来て礼拝の中でそのネームプレートがどのようにして出来上がったか話をしました。すると、「あれ、◯◯組がない」と現在あるクラス名がないことに気づく子どもたちがいました。現在0歳児から5歳児まで各年齢2クラスずつの計12クラス200名の大所帯の保育園ですが、もし、この人数で当時と同じような災害が起きたことを想像するとそれだけでパニックになりそうですが、人生3回は大きな地震の遭遇すると言われることがありますので、それが本当だとすると僕はあと1回経験するということになります。そのようなジンクスは外れてほしいものです。
2016年03月14日(月) No.1766 (園長日記)

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