Diary

一歩前進


卒園式まで残り10日、N組・M組の子どもたちが卒園する前に何とかして園舎東側の山(崖)を自分たちの力で登り降りできるようにしてあげたいとの思いから刈払機を購入し、伸び放題になっていたススキや葛のツタを刈り取り、昨日からはしごを作る準備を始め、今朝、通路の掃除を済ませた後に作業に取り掛かりました。またしても園長が朝から妙なことを始めたことに気付いた子どもたちは園庭のフェンス越しに「園長先生何してるの」と声を掛けてくれます。そこで「あのね、みんなが登って遊べるようにはしごを作ってるんだよ」と返事をしながら作業を続けること数十分、園舎の二階と同じ高さのところまで登れるはしごを作り終えることができました。すると案の定4歳児A組の数人から「園長先生登ってみたい」という声が・・・。「じゃあ登ってみて」といって早速登ってみてもらったところ、その姿を見つけた他のクラスの子どもたちまでが行列を作り登坂し始めました。とんでもないものを作っておきながら、内心は「落ちて怪我をしたら・・・」という葛藤も・・・。しかし中には3歳児の子どもたちまでも崖に登りご満悦といった表情も見られました。本当であれば完全に二階の高さまで到達するはしごを作りたかったのですが、5歳児の子どもたちの卒園式の練習(証書授与)もあったため、一旦園舎へ戻り練習を済ませた後、残りのはしごを作り朝よりは登りやすいはしごを完成させることができました。今後、更に安全に登り降りしたり、園庭を眺めたりできるようにしたいと思っていますが、山(崖)の環境づくりとしては一歩前進といったところと自己満足に浸っています。
 また、5歳児は前述のように卒園式に向けて着実に準備を進めていますが、今日はN組のM先生が筆を手にクラスの子どもたちの卒園証書を心を込めて書いてくれていました。日々の保育の他に、陰ではこのような作業がなされ一歩一歩卒園に向けて前進しています。後は今日書きあがった証書に僕が印を押すこととなりますが、先生たちの思いをしっかりと感じながら大切に押印しなければと思わされました。
2016年03月09日(水) No.1763 (園長日記)

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