Diary

パターンは大切!?


3月は別れの季節、昨日5歳児は卒園前の思い出作りのためにイチゴ狩りに出かけましたが、県内の高校や専門学校などでは卒業式が行われたため雪が降る中、卒業式に向かうであろう袴姿の女の子を見かけました。保育園でも普段は保育者でありまた、先生たちのまとめ役であるY先生も昨日ばかりは仕事を忘れ母として一日を過ごされたことと思います。今後もしばらく卒業式が続くことと思いますが、5年前の東日本大震災以降、卒園・卒業だけでなく3月に欠かせなないことに震災が加わりました。今週に入り新聞には震災関連の記事が掲載されるようになり、テレビでも特集が組まれるという予告もあり11日の震災発生時間には命を失った方、未だなお行方不明の方々を思い各地で祈りがささげられることでしょう。
 さて、昨年秋、復興庁と日本栄養士会の支援を受け行われた「ほっこりプロジェクト」に参加し、亘理町荒浜で被災した方々をお招きしてはらこ飯作りをしてもらい5歳児が被災体験を聞かせてもらい交流をさせてもらいました。今日はその「ほっこりプロジェクト」の報告会にW先生と一緒に参加してきたのですが「来年度も参加する施設を募るのでぜひ参加してほしい」というお話がありました。今年度の経験を踏まえ、支援がなくても継続して行いたいと思っていたので来年度も参加することを目指しながらも、内容がパターン化しないように先生たちと相談しなければ・・・。
 話は一転しますが、5歳児M組のYちゃんはこのところ漢字が書けるようになったらしく「園長先生、Yね『山』と『川』と『水』と『一』と『二』と『三』か書けるよ」と話しかけてくれたので「じゃあ枝拾ってきて『山』って書いてみて」と話すと書き順はデタラメですがちゃんと「山」と読める字を書いてくれるのです。その後「一」「二」「三」と順番に書いてもらったところ、Yちゃんから「園長先生、『四』はこう?」と言って横棒(線)を4本書いたのです。そこで「四は違うんだよ」と返事をすると「じゃあ書いてみて」というので、一、二、三と順番に書き進み四を書くと「・・・・・・?」としばらく間があり「どうして?」と聞いてきます。それはまるでお笑い外国人タレント、厚◯り◯ェ◯ソ◯の思考と同じ思いなのでしょう。リアクションも同じような感じ。そこで僕がYちゃんの心の言葉を両手を広げ発してあげました。「どうしてパターンから外れるの?Why Japanese people」と・・・。僕はいつから漢字を書けるようになったかなど記憶にありません。しかし間違いなく幼稚園時代ではなかったことは間違いありません!!!
2016年03月02日(水) No.1758 (園長日記)

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