Diary

こんなこともあるさ・・・。


今朝起床し、真っ先にしたことは天気の確認でした。カーテンを開けベランダ越しに見えたものは、驚いたことに3月とは思えない吹雪のように降る雪でした!今日は5歳児の子どもたちと担任の先生たちがずっと楽しみにしていたイチゴ狩りの日だというのによりによってこんなことになるとは・・・。しかし、雪が降ると当然のことながらそれなりに気温が下がり、晴れ間が出たとしても寒い1日となりそうな気配。ということは、先生たちの念願通り冷たいイチゴが食べられそうな感じ。そんなことを考えながら、昨日、子どもたちからの「園長先生明日一緒にお弁当食べよう」というリクエストに応えお弁当を持って降りしきる雪の中を出勤しました。今日は、先日H組の子どもたちと白鳥を見に行った時のようにバスのエンジンがかからないなんてことになると大変なので早々に確認したところ、全く問題なし!また、出発時間前にはお天気も回復し青空も見え始めました。予定通り保育園を出発し、イチゴ農園に到着した子どもたちは案内された4号棟へ向かったのですが、吹き付ける浜風は結構な寒さで、バスを降りる際に「ハウスの中はあったかいからジャンパーとかコート脱いで行こうか」とジャンパーやコートを脱いでバスに置いて行ったN組の子どもたちからは「寒〜い」「やっぱりジャンパー着てくればよかった」という声も・・・。ところが、イチゴの摘み方を教えてもらいいざ食べ始めると寒さなど忘れ「暑〜い」という声が聞かれるほどでした。てなわけで、雪が降ってもハウスの中は🐝ミツバチが忙しく働けるような暖かさに保たれているため先生たちの思っているような冷えて冷たいイチゴではなかったような気がします。また、最初は「ハチが怖い」と言っていた子どもたちも、いつの間にかハチのことなど全く気にすることなく「おいしいね」「こっちに大きいのあったよ」と自分たちの目の高さピッタリにぶら下がる、赤く光るイチゴを次々に頬張り大満足のようでした。中には保育園でお弁当を食べること楽しみにしていて「あんまりいっぱい食べるとお弁当食べられなくなるから」とセーブしながら食べたり、白い未完熟の実を取ることなく赤い美味しそうな実を食べる子どもたちの姿に“さすが5歳児”と思わされました。それにしても、このイチゴ狩りをした辺りは5年前には津波に襲われ全てが失われた場所かと思うと感慨深く、ほんの僅かだとしても、今日のイチゴ狩りが地域の復興に繋がってくれればと思います。
 そうそう、せっかくお弁当を持参したものの事務のHさんがいつものように給食をお願いしてくれていたので、結局子どもたちと一緒に食べたのはお弁当ではなく僕だけ給食となりました。
2016年03月01日(火) No.1757 (園長日記)

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