Diary
この時期だからこそ
年齢的なことからくる疲れが起因しているのか電車の心地よい揺れや温かさからなのか、これまで3回ほど大河原駅で電車を降り出勤しなければならないのに、いつの間にか眠ってしまったことに気づかず、眼が覚めると白鳥が羽を休める見慣れない景色が広がっていることがありました。それがちょうどこれからの季節になるのですが、幸い、ここ数年はそのような白鳥を見ることもなく通勤しています。その代わりではありませんが、ここ数年子どもたちをバスに乗せて白石川の河川敷に白鳥を見に出かけています。しかし、今年はまだどこのクラスからも申し出がなく、また例年ですと時々保育園の上空を白鳥が鳴きながら飛ぶ姿があるのにそれもありません。先日の餅つきの日、S学院大学の先生と車の中で話をしながら保育園に向かったのですが、その車中で「今年は暖冬のためか白鳥が北のほうで越冬しているらしく、実家(山形県沿岸部)の近くの飛来地も白鳥が少なかったです。でもこれから寒くなるとやってくるかも知れませんが・・・」という会話をしていました。そんな会話が現実となりそうな一昨日の雪のお陰で北の地で越冬をと考えていた白鳥たちがやってくるかも知れません。時々空を眺め白鳥が飛ぶ姿がないかどうか観察しながら先生たちに白鳥を見に行くことを提案してみようかと思います。
さて、話は一転しますが、2日前、阪神・淡路大震災が発生して21年を迎えました。みなさんご存知かと思いますが、今年も地震発生時刻の午前5時46分に合わせ神戸市を始め全国各地で灯篭に1.17の文字などの火をともすなどして犠牲者の冥福や復興を願い祈りがささげられる様子がニュースで伝えられていました。あるニュースの中では昨年秋、亘理町荒浜の方々をお迎えして開催した“ほっこりプロジェクト”で5歳児の子どもたちがいらして下さった方々のために歌ってくれた「♪しあわせ運べるように」を歌っている様子が映し出されましたが、5歳児の子どもたちにそんな話をしてみると「うん!見た。」「聞いた」という声が聞かれました。そんな返事が返ってくるのも、“ほっこりプロジェクト”を行い「♪しあわせ運べるように」を歌った(知っている)からであることは間違いありません。そんなことを思うと改めて“ほっこりプロジェクト”を行ったことは意味深いことであり本当に良かったと思います。
2016年01月19日(火)
No.1728
(園長日記)
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