Diary

明日が楽しみ


お昼寝後のおやつを食べ終え、子どもたちの降園時間になり少しずつお迎えが始まった時、明日、暖炉で必要な薪をランチルームへ運ぼうと思い外に出た時のことです。職員室に近くに止めてあった車に乗り込んだ5歳児N組のI君がこんなことを言っている大きな声が聞こえました。「わ〜い!あしたもちつきだ〜たのしみ〜!」とです。表情は窺い知ることができなかったものの、その嬉しそうな声はお母さんに言わされているわけでも、先生に言わされるわけでもなく、I君が本当に明日の餅つきを楽しみにして心からそう思っていることが伝わってきたので、僕の存在に気付いていなかったお母さんに「お帰りなさい!あんな風に言ってくれるということは、明日のことを楽しみにしているということが伝わってきて嬉しくなります」と声をかけたのです。するとお母さんが「ありがとうございます。いつもそうですよ!でも、わたしもそういうこと(言葉)を聞くと安心して保育園に送り出せるんです。明日もよろしくお願いします」と笑顔で答えて下さり降園していきました。そんな子どもたちの声を聞けるということは先生たちの日々の保育のお蔭であり、園長として本当に嬉しく誇りに思えることです。きっとI君に限らず多くの子どもたちが明日の保育を楽しみに降園し、明日の朝喜んで登園してくれることと信じますが、それがI君だけでなく、餅つきだからということでもなく、いつものことであることを願わずにはいられません。そして、職員も子どもたちと同じ気持ちであって欲しいということも…。
2016年01月14日(木) No.1725 (園長日記)

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