Diary


嘘が嫌いで涙にもろく、くしゃみをされればどこでも行き、数字が大の苦手といえばご存知“ハクション大魔王”!そんな大魔王と僕の共通するところ、それは数字が大の苦手なことです。しかし、このところもう一つ同じところがあるような気がするのです。それは、涙もろいところ!?とは言っても我が園の先生の中で涙もろさNO1である、H組のA先生のように卒園式で子どもたちが入場するところや2日目に行われたクリスマスコンサートで演奏する先生たちが楽譜を開いた瞬間から涙を流すようなことはもちろんのこと、職場で涙を見せるようなことはないのですが、毎年、4・5歳児の子どもたちのクリスマスページェントを観ると心が打たれ(ジーンとして)心の中で涙が流れるような感覚を覚えます。今日もN組・A組ペアとM組・H組ペアの子どもたちが初めてホールでページェントを合わせるというのでその様子を観せてもらったのですが、配役も正式に決定しておらず、まだまだ全てが未完成なものであるにも関わらず、懸命にセリフを語り、歌い、演ずる姿に心が洗われる思いでした。その原因は、このクリスマスの時に子どもたち一人ひとりの成長が如実に感じられるからだけでなく、何よりもクリスマス礼拝の時に来てくれるお家の方々にクリスマスのメッセージをお見えになって下さる方々に伝えたい(伝えるんだ)という子どもたち、そして担任の先生たちの思いが伝わってくるからに他ならないのだと思います。
 このクリスマスページェントの台本は5歳児の子どもたちが担任と作っていくのですが、その元になるのは言わずもがな「聖書」です。その聖書をどう読み解くかが難しいのですが、当然のことながら先ずは聖書をしっかり読むこと。しかしそれだけでは大変なので、一つの方法として様々なクリスマスの絵本を読み(読んであげて)、登場人物の心情を表すなどしていきながら台本が完成していきます。そして同じように、歌われる讃美歌も決まっているわけではなく、それぞれのシーン(場面)の讃美歌の中から選んでいくのです。そのようなことを何日も重ねて作られているにも関わらず、当日は30分もかからないページェント。そんなことを知っていることも涙を誘う要因なのかも知れません。いずれにしても、今年のクリスマスページェントがとても楽しみです。そんな訳ですので、当日涙を流したとしても決して年齢的なことではないことをご理解の上、ご参加下さい。m(__)m
2015年12月10日(木) No.1706 (園長日記)

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