Diary

陸と空


ご存知かと思いますが、昨日12月6日、仙台では市営地下鉄東西線が開通し大きな話題になっています。この東西線開業に合わせ、例年より早く仙台の冬の風物詩「仙台ひかりのページェント」が始まり、定禅寺通りのけやき並木はやわらかな光にあふれ、その光を見るための大勢の人々が集まり賑やかです。
 さて、この光のページェント、今年30回目となりますが、初回から見ている僕にとって不思議に思ってしまうこと・年齢差を感じてしまうことは、当時まだ生まれていない職員が結構いるということ。ということはもちろんのこと地下鉄東西線はもとより、南北線が走るずっと前、仙台に市電(路面電車)が走っていたことなど知っているはずはないでしょう(@_@)。地下鉄はお天気に影響されにくいなど、メリットも多いようですが、東京でも札幌でも名古屋でも大阪でも福岡でもストックホルムでも地下鉄で景色を楽しむことはほぼ皆無と言えることであり、地下まで降りる階段など、結構大変なこともあります。そんな意味からも僕は松山市、広島市、高知市、ウィーン(オーストリア)、ベルン(スイス)、そして幼いころ仙台で乗った景色を楽しめ路面電車の方が風情があっていいなあと思ってしまいます。ただ広島は地盤が軟らかいため地下鉄を作るには適していないことから路面電車を走らせているということを聞いたことがあるので仕方ないのでしょう。
 ところで、今日の午前中はS学院大学で大学の先生たちとの会議があり、その後、警察署協議会に出席するため大急ぎで大河原警察署へ向かい、委員の方々と共に署の車で宮城県警航空隊(霞の目)へ出かけ県警航空隊の活動について話を聞かせてもらい、ヘリコプター(現在は使われていない)の操縦席に座らせてもらったり、ヘリコプターに装備されているカメラの操作や性能を実体験させてもらったりしてきました。時々警察の活動を特集するTV番組があり、事件を起こした車を上空から追跡するようなシーンをご覧になった方もいるかと思います。その番組の中でヘリに装備されている好感度のカメラを使うとかなり高い所からでも車番を確認できるということを見聞きしたことがありましたが、カメラは犯罪捜査に限らず人命救助などにも活躍していることが本当であることを知ることができました。今は聞かなくなりましたが、震災前には光のページェントの時期になるとセスナ機で夜景を楽しむような有料の遊覧飛行がありました。セスナ機からの眺めはきっと素晴らしいものだったことと思いますが、ホバリングできるヘリコプターからの眺めはさぞかし良いことでしょう。もちろん、県警のヘリでページェントを見るためにホバリングするようなことは絶対にありませんが。
2015年12月07日(月) No.1703 (園長日記)

No. PASS