Diary
晴好雨奇
天気予報によると今日は雨が降ると言っていたはず。しかし、そんな予報は外れたようで、日中、時々お日様が見られるような天気となり雨が全く降りませんでした。それは、もしかすると、事務のHさんに関係しているのかも知れません。僕は気づいていなかったのですが、主任のY先生によると、どうやらHさんが銀行や役場に出かける時にはほとんど雨が降らないのだというのです。そう言われてみると、確かにHさんが出かける前に降っていた雨が出かける時には止み、戻ってきた時にまた降り出すなんてことがあるような気がするのです。一方、僕が役場に出かけたりゴミ捨てのために社会福祉協議会に軽トラックをお借りするために自転車で出かけたりする時に限って、物凄く暑かったり、強風が吹いたり、突然雨が降ったりするのです。今週も本当ならば火曜日に社協から軽トラをお借りしてゴミ捨てに出かけるのですが、僕の都合が悪かったため、第二光の子にお願いして明日の金曜日と代わってもらったのですが火曜日はお天気が良かったのに明日は雨が降る予報とは何とも皮肉なことです。
さて、晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家で読書をする、そんな悠々自適な生活のことを「晴耕雨読」と言いますが、雨の時も晴れの時も、それぞれに景色が優れていること。人生に起伏があっても、それはそれで素晴らしいもの。山水の景色は、晴れた日は美しく、雨の日は趣きがあり、どちらも見事であるという意味の「晴好雨奇」という言葉があることをこの年齢になって知りました。そう言えば、スウェーデンやデンマークの乳幼児施設の子どもたちは、どんなお天気であっても必ず外で遊ぶ時間があるのです。それが、これからのような寒い冬の季節であってもです。ですから、「いい天気」「悪い天気」という考えは持っていないのです。考えてみれば、晴れた日ばかりでも雨の日ばかりでもいけないことはわかっているつもりでも、お天気がいい、悪いを自分の都合で判断して決めていることに気づかされます。ですから明日は自分勝手な価値観ではなく、晴れでも雨でも、雪でも風が強くても「晴好雨奇」と思って出かけたいと思います。
2015年12月03日(木)
No.1701
(園長日記)
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