Diary

冬の使者


今日は予定通り、3歳児の子どもたちをバスに乗せて保育園から25分ほどの蔵王町にある、T組のH君のおじいちゃん、おばあちゃんが経営なさり、お母さんが働いていらっしゃる造園屋さんに花を買いに出かけました。事前に担任のM先生とR先生たちが連絡を入れ購入したい花とお勧めの花を確認していたこともあり、おばあちゃんとお母さんが準備をして子どもたちを待っていてくれました。ところがそんなことを知る由もない子どもたちは色とりどりの花に溢れるお店に大喜びし、「ねえ、このお花にしよう」「これがいい」と興奮気味!そして、勝手知ったるH君が「こっちにおいで!お魚がいるんだよ」と店の奥の方に入って行くと、その言葉に興味をそそられた何人かが吸い込まれるかのように一緒に店の奥へ走っていき、大きな水槽の中を泳ぐ鯉を見てニコニコ!そうかと思えば先生たちが「ここにあるお花の中から好きな色のお花を選んで」と声を掛けると、一斉にたくさんの手が花へと伸び、次から次へとビオラとパンジーがカゴに入れられるのです。しかし、いくら園庭が広いとはいえ子どもたちが選んでくれたものを全てを購入することはできないため、せっかく選んでくれた花をカゴへ戻さなければなりませんでした。それでも子どもたちは不満を言うことなくカゴへ戻し購入した花を入れたカゴをみんなでバスまで運び、お礼を言って保育園に戻ってきました。そこには4歳児の子どもたちが花を植える準備をしてバスが戻ってくるのを待っていてくれて、バスが到着するなり手分けして園庭や正門の近くなど、様々なところに植えてくれたお陰で、それまで地味になっていた園庭に華やかさが戻りました。ところが、お店では結構な数の花を購入したと思っていたのに、実際に植えてみると、もっともっと購入すればよかったと思うほどで、いかに園庭が広いのかを再認識することとなりました。今日植えた花たちが寒い冬に負けることなく大きく生長してくれることを楽しみにしたいと思います。
 ところで、お花を買いに行く途中、早くも白石川に冬の使者・白鳥が飛来していて、ゆっくりと旅の疲れを癒しているのか、川面をのんびりと泳ぐ姿を見ることができましたが、これから、次々と仲間が飛来してくることでしょう。
2015年11月20日(金) No.1692 (園長日記)

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