Diary

気づき


先週は県外出張でずっと保育園を留守にしていたにもかかわらず、今日も保育園を留守にして、キ保連東北部会の活動でM学院女子大学の教授と学生たちと一緒に福島県中通りの幼稚園のボランティアに出かけました。この幼稚園は東日本大震災による原発事故の被害で放射線量が高くなり、それまであった園庭の木は全て伐採するだけでなく、地面は全て人工芝で覆われてしまい木登りも虫探しも泥んこ遊びもできなくなってしまいました。そんな自然が失われてしまった中で過ごす子どもたちと一緒に遊ぶ(ほんのわずかな時間でしたが)ことで、自分たちは特別意識することなく日々過ごしている第一光の子保育園の環境がいかに恵まれているか、そしてそこで遊んでいる子どもたちの運動量がいかに多く、体力や身のこなしが培われているかを確信することができました。そこで、こんな素晴らしい環境を自分たちだけのものとすることなく、ぜひ、保育園に来てもらい、園庭を思う存分走り回ったり、木登りや泥んこ(砂)遊びを楽しんでもらいたいと思いました。
 ところで、ご存知の通り、幼稚園は保育園と違い0歳児〜2歳児が在園しないだけでなく、保育時間が短いため給食を食べ終えると程なくして、ほとんどの子どもたちがお昼寝ではなく降園準備を始めることになります。園長として仕事をさせていただく前には僕もそんな職場環境で仕事をしていましたので、とても懐かしく、そういえばこんなだったなあと気づかされ帰路に着いたのですが、ボランティアに参加してくれた学生や先生方を送り、帰宅して一日を振り返っている頃、前述した以前の勤務先の幼稚園の園長先生から「今年のキリスト子ども市(クリスマスマーケット)は園舎の新築工事の関係で、毎年恒例の12月の第1週の土曜日でなく、28日だから、どうぞいらしてください」とお誘いの電話がありました。退職してから随分時間が経つのにこんな連絡がくることが不思議であり感謝です。
2015年11月16日(月) No.1688 (園長日記)

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