保育日記

嬉しいお知らせ

先日の柴農の畑でのいもほりでは思いの外、収穫量が少なかったため、子どもたちが持ち帰るいもの量（重さ）をどうしようか心配していたのですが、今朝、いもほり担当のH組のN先生のところに、柴農の先生から収穫の予定量より少なかった70㎏が届けられるという嬉しい知らせの電話が入りました。先生は昨年の収穫量との差に子どもたちのことを心配してくれていたようで、ある施設のいもほりがキャンセルになり、掘られなくなったいもが出たらしく、ありがたいことにそれが届けられることになったという訳です。これで、最初の計画通り4・5歳児みんなが一人1㎏ずつ持ち帰ることができるようになったため、早速バルコニーに計りが運ばれ、それを使って一人ひとり自分で選んだいもを計測し、名前を書いてもらったビニール袋に1㎏のいもを入れて持ち帰ることができました。毎年のことですが1㎏のいもを持ち帰るとなった時、同じ重さでも大きないも一つで1㎏になるものを選ぶ子どもがいるかと思えば、小さめないもを数個で1㎏にする子ども、変わった形にこだわる子どもがいます。こんな風に自分で持ち帰りたいいもを選び、計量することを通して、重さの概念に気づいてもらう（つながる）ことが計測するねらいでもあるのですが、子どもたちの性格が垣間見えて思わずニヤニヤしてしまいます。重さに限らず、数、色、形などの概念も教え込まれて覚えるのではなく遊びを通して覚えていくことが大切であり、今後も様々な遊びを通して色々な概念が自然と身につくような保育を続けたいと思います。
　さて、今日嬉しそうに持ち帰ったおいもがどのように調理され食べられるかわかりませんが、今度は「美味しかった」「◯◯にして食べたよ」といった嬉しい知らせが届くことを楽しみにしたいと思います。ちなみに、ご存じの方が多いと思いますが、いもは掘ってすぐに食べるより少し時間を置いてから食べる方が甘みが増すそうです。どうぞそんなことを考えてお料理をしてみて下さい。

2015年10月29日（木） No.1671 (園長日記)

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