Diary

結局は人間の力


パソコンや家電品や車など、どんどん進化して便利な世の中になっていることを感じますが、機械の性能を信じ込むあまり、時として機械に振り回されてしまうことがあります。特にアナログ世代に育った僕はなんとかかんとかパソコンを使って仕事をしているものの、その機能の何パーセントも使っていないことは言うまでもありません。機械はしっかりとした指示(使い方)をするとそのことをきちんとこなしてくれますが、一方でそれ以上のことはしてくれません(できません)。要するにパソコンも家電品も車も、その性能を如何なく発揮させるためには、結局はそれらを扱う人間の力がものをいうということです。そして、僕に自然や人間相手にするための力があるかというとこれまた疑問が残るのですが、機械という無機質なものより、自然や人間という有機質なものを相手にすること、デジタルよりもアナログが合っていると勝手に思っています。
 ところが、このところ、研修会や事務仕事に追われ機械相手にすることばかり続いているため、4歳児A組のK君の「園長先生、あそこのお家(丸太と廃材で作った家!?)もっと大きくしてちょうだい」という願いを叶えてあげられずにいます。実は、K君に言われたからではなくずっと前から新たな小屋でも作りたいと思っているのですが、もし、時間ができ増築工事や小屋作りをするとなった場合、子どもたち(人間)の力を借りなければなりませんが、さて、いつになることやら…。
2015年10月28日(水) No.1670 (園長日記)

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