Diary

ニコニコ


今日から10月、今年も残すところ3ヶ月となり、中高生たちは夏服から冬服へと衣替えし秋の装いになりました。ところが、朝夕は涼しいものの日中は日が差し、今日も少し体を動かすだけで汗ばむほどポカポカ陽気。そんな中、子どもたちは来週の土曜日の“遊ぼう会”に向けて園庭で元気に遊んでいるのですが、4歳児A組のA君たちは毎日のように“カエル探し”に夢中で「ねえ、園長先生、あっちにカエルいたんだけど、捕まえられないからちょっと来て」と言って僕のところへやってきます。いったいどんなところにいるのかと思い行ってみると、子どもたちが梯子や長い棒を使っても絶対に捕まえられない園舎の高い壁のところにいるのを見つけてくるのです。そこで、ほうきなどを使って驚かし、カエルに壁から地面へダイブしてもらい、そのカエルを子どもたちに捕まえてもらい念願を叶えてもらっているのです。もう少し子どもたちに見つからずにいられれば冬眠に入れるというカエルたちにとっては大変迷惑な話でしょうがA君たちはニコニコ大喜びです。そのほかにも今日は5歳児のN組の子どもたちを中心に園庭の片隅で野外カラオケコーナー!?を開催しました。子どもたちのリクエストに応え僕が「花は咲く」や「野に咲く花のように」やさんびかなどをギター伴奏し、歌ってもらいました。こんな時、恥ずかしがることなく歌う子がいるかと思えば、照れて歌わない子がいたり、歌っている様子を見ているだけでニコニコしている子がいたり一人ひとりの性格が見られ面白いものです。
 ところで、幼稚園や保育所では子どもたちが先生を呼ぶ時、ほとんどの園でファーストネームで呼びますが僕だけは「えんちょうせんせい」と呼ばれます。しかし、4歳児A組の子どもたちだけはこのところ「えんちょうせんせい」ではなく「た⚪︎し」とファーストネーム呼びかけてくれます。そんな子どもたちに担任のN先生はドキドキのようですが、僕の名前は「た⚪︎し」ですし、子どもたちが心を込めて呼んでくれているように感じているのでイライラすることもないので「えんちょうせんせいって言いなさい」などということもなく「なあに」と応えるようにしたいと思います。
 話は一転しますが、今日の夕方、先日稲刈りをさせて下さったHさん(Yちゃんのおじいちゃん)が新米を持ってきて下さったのですが、春、田植えを、秋には稲刈りをさせていただけるだけで嬉しいことなのに、精米した新米を子どもたちにプレゼントしてくださること、ただただ感謝です。このお返しは・・・。間違いなく担任たちが子どもたちと考えてくれることと思います。
2015年10月01日(木) No.1650 (園長日記)

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