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難しい問題
今朝の新聞に待機児童が5年ぶりに増加し、約2万3千人に上ったという記事が大きく掲載されていましたが、その要因として4月から始まった「子ども・子育て支援新制度」や雇用環境の改善で子どもを預けて働こうという保護者が増えたため、都市部においては施設整備が追いつかず保育士の確保も課題になっているというのです。では待機児童の解消に施設整備をすれば本当に待機児童が減ることになるでしょうか?また、なぜ、保育者が不足しているのか、そして保育士を確保するには何が必要なのでしょうか?もし素晴らしい施設が整備されたとしても、そこで子どもたちと関わる保育者がいなければ保育はできません。保育者不足の原因は、何と言っても公務員や一般企業に比べると賃金の低いことにあると思います。それを解消するためには保育者の処遇改善(賃金の増額)が必要であり、それを実現するのに必要なのは運営費を増額してもらうことで、それが実現すれば保育士の加配等ができ先生たちの仕事量の減少やそれに伴うストレスの減少に繋がると思うのですが、実現することは・・・。しかし、このまま処遇改善が実現しなければ、保育士の資格を取得して学校を卒業してもその資格を活かすことなく別な仕事に就く学生が増えることとなり、いつまで経っても待機児童の解消どころか保育士不足に拍車がかかり悪循環となるような気がしてなりません。待機児童解消と処遇改善のために何かいい改善策があればいいのですが(ー ー;)
2015年09月30日(水)
No.1649
(園長日記)
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