Diary
ポコペン
最近の子どもたちは僕らが小さかった頃のように、異年齢の子どもたちが公園や空き地に集まり、自分たちでルールを決めて夢中になって遊ぶという経験がほとんどないと言えます。そんな子どもたちに、自分が幼いころ遊んで楽しかった経験を味あわせてあげたく、朝の掃除と線量値の計測を終えた後、園庭に空き缶を一つ準備し数人の5歳児に「ねえ、楽しいかくれんぼしようと思うんだけど一緒にしない?」と声をかけ“缶蹴り”を始めてみることにしました。とは言え、誰一人として缶蹴りの経験がないようで、不思議そうに「ねえ、どうしてここにこれ(缶)置いてあるの」と聞いてくるのです。そこで、「かくれんぼと一緒だよ!ただ、鬼はお友達を見つけたら、この缶を『ポコペン(僕が生まれ育った仙台のある地域限定と思われる合言葉)』といって踏まなければいけないんだよ」と簡単なルールだけを伝え、僕が鬼になり「いーち、にーい、さーん、しーい・・・」と数を数え、早速かくれんぼ(缶蹴り)を始めました。すると、いつものことですが、園長が突然変なことを初めてことに気づいた様々なクラスの子どもたちが「ねえ、園長先生何してるの?入れて」と聞いてくるのです。そこに、今日の朝晩担当だったW先生たちも「入れて」と声をかけてくれたので「どうぞ!じゃあ隠れて」と返事をし仲間に入ってもらいしばらくぶりに遊びました。その時間、たった20分程度だったのですが、すっかり汗だくになり、子どもたち以上に子どもになっていました。この缶蹴り、子どもたちがルールを覚えれば、先生がいなくても空き缶一つで夢中で遊べるはず!そして、我らの保育園はそんな缶蹴りにぴったりな環境(園庭)があります!そんな環境を生かすためにも、先ずは子どもたち以前にゲーム世代の先生たちに缶蹴りの楽しさを経験してもらうことが必要なのかもしれません(^^;;
2015年07月28日(火)
No.1606
(園長日記)
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