Diary
振り返り
今日から二日間の日程で開催されている、全国保育協議会や全国保育士会主催の研修会に参加しています。今日のプログラムは内閣府の担当者による行政説明や全国保育協議会副会長の情勢報告、そして、東日本大震災に関する防災・減災のシンポジウムが大まかな内容でした。行政説明は、この4月から始まった子ども・子育て支援新制度についての詳しい説明でしたが、これまでも何度となく聞いている内容とほとんど変わることなく新鮮味は感じることができませんでした。それどころか「社会保障の充実」の名の下、始まっている新制度の財源は消費税が10%になったことを想定している部分も多くあり、この新制度はある意味で「取らぬ狸の皮算用」のように感じてなりませんでした。果たして本当に「子育て支援の質、量の両面にわたる拡充を図る」「待機児童の解消、小1の壁の打破」「子育て不安の解消」「少子化の進行食い止め」「子どもを産み育てやすい社会の実現」へと繋がるように有意義に税金を使ってもらえることを願うものです。
さて、東日本大震災から4年4ヶ月が過ぎ、よほど大きな被害があった場所で過ごしていない限り普段の生活の中であの震災の影響を実感することがなくなってきたことを思います。しかし、今日のシンポジウムでのシンポジストの話をお聞きし、改めてあの震災当日のことと震災後のことを思い返すとともに、自分たちの園での緊急時の対応マニュアルや備品の不備を再認識(痛感)した次第です。「備えあれば憂いなし」という言葉は通用することなく「備えあっても憂いあり」という結果もあったあの震災。今一度自分たちの園の防災・減災を考えなければ・・・。
2015年07月16日(木)
No.1598
(園長日記)
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