保育日記

ご存知かと思いますが・・・。

初対面の人と会話をすることが苦手だと言われる日本人。そんな日本人は会話に詰まった時、笑ってごまかすか、「今日は暑いですね・今日は寒いですね」「明日は雨だそうですね」という風に天気を話題にすると言われています。しかし、さすがに今日は日本人でなくとも、朝から「今日は暑いですね」という挨拶から会話が始まるのが当然というくらい暑い一日だったのではないでしょうか？そんなこともあり、プールの日程だったクラスの子どもたちはラッキーの一言で、いつも以上に大喜びで、キャーキャー歓声をあげながら気持ちよさそうに水遊びに興じていました。そんな子どもたちの声とあまりの暑さに負け職員室を抜け出し、5歳児N組の子どもたちが入水しているプールに足だけ入れさせてもらい、プール遊びの気分を味あわせてもらいました。
　ところで、最近の子どもたちはエアコンなど環境が整った中で生活しています。そのため、今日のような暑い日でも快適に過ごしていることと思います。しかし、ご存知かと思いますが、3歳までに、汗腺（汗の穴）を発達させないと、自分で体温調節が出来ない体になってしまいます。（3歳までに住んでいる環境にあった汗腺に発達し、その後はほぼ発達しないそうです）汗は、熱くなった体を冷やす働きがありますが汗腺が発達しないと今日のように暑くても汗をかかない（かけない）体になってしまうため、乳幼児期に汗をかかない環境（エアコンの効いた）にいて、汗腺が発達しなかったら、大きくなった時に、熱中症になったり、暑さに耐えられない体になる恐れがあります。たっぷり汗をかく事は、暑さに負けないたくましい体作りにつながります！そんな意味からも、大人の感覚や判断だけで暑いからエアコンをといった環境設定をするのではなく、子どもたちが大人になった時のことを考え、エアコンのスイッチを押したいものです。
ちなみに、僕は今日のように暑いとあっという間に体重が2kgくらい落ちるほど汗をかきます。ということは幼い時にしっかり汗腺が育ったということなのでしょう！

2015年07月14日（火） No.1595 (園長日記)

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